Yahoo! JAPAN

G7サミットで合意文書が出ない可能性も…

文化放送

6月15~17日にカナダでG7サミットが行われる。5月6日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるがG7での懸念を語った。

小塚「6月には永田町の人たちが気にしている日程が色々あるんですけど、1つは6月15~17日にカナダのカナナスキスというところでG7サミットがあって、首脳会談にはトランプさんも来るということで5月中に関税に関する閣僚交渉を加速させるということになっていますよね。ですから、これがうまくいけば6月のサミットの時にトランプ石破会談があって、そこで決着がつくという話もあります。一方で日本の要望をアメリカ側が聞いてくれるとはとても思えない状況もあるので、急いで結論を出さないほうがいいかもしれないじゃないですか」

長野「本当にね、そうおっしゃる方すごく多いですよね」

小塚「EUも様子見みたいな感じですし、カナダとかオーストラリアのように対決姿勢を強めている国もあるじゃないですか。ですので7月の参院選よりも前に決着をつけたほうがいいという意見と決着をつけないほうがいいという意見が2つあるんですが、いずれにせよトランプ関税についてはG7サミットがポイントになるかなと思います」

長野「G7サミットは、かなりギスギスするでしょうね」

小塚「ここ何年かG7だけでは物事が決まらなくなっていて、最近はG20とかG7以外の国を入れないと物事が決まらない状況になっていますので、トランプ大統領の存在によって余計ギスギスしてきますよね」

長野「G7ではフランスのマクロンさんがリーダーシップを取ろうするのかな?」

小塚「アメリカが主張したら結論が出ないから、合意文書が出せるかどうかも疑問ですよね」

長野「議題はロシア・ウクライナとか色々あるけれど、やはり最大の議題はアメリカですよね?」

小塚「そうですね、関税の問題もあるし、自由貿易をどう考えるのかという問題もありますが、そういう話になると全く平行線になってしまう可能性もありますよね」

【関連記事】

おすすめの記事