実はごはんと混ぜるとおいしい“旬の野菜”とは?「季節野菜の彩りと食感が楽しめる」「作ってみたい!」
旬のアスパラをつかった混ぜごはんです。 アスパラは茹でてサラダにしたり、炒め物などが一般的な食べ方かもしれませんが、ごはんとの相性もよいのです。 この混ぜごはんは、しっかりと下味がついたごはんに茹でたアスパラを混ぜます。ごはんの塩気がアスパラの甘味をひきたて、バターのコクと香りが広がります。
後から混ぜるのがポイント
バターを後から加えることで米粒が油分でコーティングされ、パサつくことがありません。また、冷めても硬くなりづらく美味しくいただけます。
生のアスパラをお米と一緒に炊き込む作り方もありますが、そうするとアスパラの色がくすんでしまい、コリコリとした歯触りも失われてしまいます。
少し手間は増えますが、今回は切ったアスパラに少量の塩を振って軽くボイルしたものを炊きあがったごはんに混ぜ込みました。
また、ごはんの下味には白だしを使うことで濃い色がつくこともなく、アスパラの緑色が映えます。ぜひ季節野菜の彩りと食感の両方を楽しんでください。
アスパラごはん 調理時間:60分(炊飯時間含む)
材料*2合分
・アスパラ……3本(細いものなら5本)
・米……2合
・塩……小さじ1
・白だし(10倍濃縮)……大さじ1
・バター……大さじ1
・ブラックペッパー……適量
作り方
1. 炊飯器に研いだ米をセットして2合の目盛りまで水を入れ、30分ほど浸水させます。
2. 米粒が水を吸ったら、塩と白だしを加えて全体を混ぜて普通炊飯のスイッチをおします。
3. アスパラは下3分の1部分の皮のまわりをピーラーでむき、硬い根元を2cmほど切り落として1.5cm長さに切ります。
4. フライパンに切ったアスパラと水大さじ2、塩ひとつまみ(分量外)を入れて蓋をしたら中弱火で2分ほど茹でて少し硬めの状態で水気を切ります。
5. 炊き上がったごはんにバターとアスパラを混ぜます。
6. お好みでブラックペッパーを振りかけてどうぞ。
特におかずがなくてもこれだけで美味しくいただけます。ブラックペッパーがよいアクセントになり、思わずおかわりしたくなる混ぜごはんになります。
本多 理恵子/料理教室主宰