【地獄】コロナの後遺症でぜんそくになる → なぜか皮膚科に行くことになった話
地獄の1カ月である──。インフルエンザかと思ったら、新型コロナ陽性だと診断されたのが先月の19日。
その後、3週間経っても回復しないので再び病院に行ったところ、今度は後遺症でぜんそくになっていると言われてしまった。なんて日だ!
自身の不遇を嘆くも……残念ながらこの話はこれで終わらなかったのだ。
・後遺症でぜんそくに
コロナ感染から3週間。本来だったらとっくに回復しているはずなのに、咳や喉の痛みがずっと続いたため、さすがに耐えられなくなった私(あひるねこ)は再び病院に駆け込んだ。
検査の結果、コロナ後遺症によるぜんそくと診断されたところまでは前回お伝えした通り。その際、処方された薬は以下の4種類である。
・オーグメンチン配合錠250RS(ペニシリン系の抗生物質で感染症を治療する)
・レボセチリジン塩酸塩錠5mg「サンド」(アレルギー性鼻炎、じんましん、かゆみなどを改善する)
・モンテルカスト錠10mg「JG」(アレルギー性鼻炎や気管支喘息の症状を改善する)
・テリルジー200エリプタ14吸入用(喘息発作を予防する)
この記事を書いている時点で1週間ほどが経過しているが、おかげで少しずつ体調は良くなってきている。
咳は相変わらず出ているし、体もだるい。それでも夜中に苦しくて目が覚めることはなくなった。
あとはこのまま症状が和らいでくれることを祈るばかり……ところが。
・異変
11月13日、体に少し違和感を覚えた。胸のあたりに発疹が出たのだ。
その時は「あせもかな?」くらいに思っていたのだが……翌朝、鏡を見てびっくり。発疹が全身に広がっているではないか。
胸以外にも腹、背中、手足、首、顔など、体の至るところに蕁麻疹(じんましん)のようなものが出ている。これはいよいよ普通じゃないぞという恐怖に襲われた。
今までなったことはないが、もしかしてこれって帯状疱疹(たいじょうほうしん)というヤツでは? そこで数年ぶりに皮膚科へ。
ぜんそくの治療中であることを伝えると、先生はおくすり手帳を見ながらこう言った。
「オーグメンチンが原因かもねぇ」
・予想外の敵
正式名称はオーグメンチン配合錠250RS。そう、ぜんそくと診察された時に処方されたペニシリン系の抗生物質である。
11月6日に8日分処方され、約1週間毎日飲んでいたのだが……先生曰く、この抗生物質の副作用で発疹が出ている可能性があるのだという。
なるほど。てことは、つまりこういう話? コロナに感染して、その後遺症でぜんそくになって、そのぜんそくを治すための薬が原因で、全身に発疹が出ていると──。
何なんだこの地獄のドミノ倒しみたいな状況は。終わりのない苦しみの連鎖は。先月からものすごい勢いでステータス異常が発生していて、回復が追い付かないぞ。
今回、新たに処方された薬は以下の4種類。
・オロパタジン塩酸塩OD錠5mg「トーワ」(アレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚疾患に伴うかゆみ等を改善する)
・ベタセレミン配合錠(蕁麻疹、湿疹・皮膚炎やアレルギー性鼻炎の症状を改善する)
・クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏0.05%「MYK」・プロペト混合(体・手・足用のステロイド外用薬)
・リドメックスコーワ軟膏0.3%・プロペト混合(顔・首用のステロイド外用薬)
副作用の原因と思われるオーグメンチン配合錠はもう飲まないとして、他のぜんそくの薬は継続して飲み続けられるという。なんか薬ばっかり飲んでるな。
オロパタジン塩酸塩OD錠は通常だと1回1錠らしいが、私は症状が強いので倍量飲むことに。ただその副作用として、ハチャメチャに眠くなってくる。また副作用か……。
もちろん個人差はあるだろうが、最初に飲んだ時は寝不足もあったからか、ほぼ気絶状態で寝落ちしてしまった。これが全部で7日分とは……。また厄介な仲間が加わったものだ。
・今度こそ終わってくれ
この記事を書いている15日現在、残念ながら症状はあまり改善されていない……と思ったら、16日になって顔と胸周辺に回復が見られた。なんだか希望も見えてきた感じだ。
果たしてこの終わりなき地獄巡りツアーはいつ収束するのか。とりあえず今は、薬とともに静かに耐えるしかなさそうである。
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.