【横浜市金沢区】能見台在住 光明相模原高・八木さん ソフトボール少年男子の主将として国民スポーツ大会へ
金沢区能見台在住の八木柑太さん(光明学園相模原高校3年)が、9月29日から滋賀県で開かれる国民スポーツ大会(国スポ)のソフトボール少年男子に神奈川県代表の主将として出場する。県代表が本大会に出場するのは、2022年の栃木県での大会以来3年ぶり。チームの中核を担い、高校生活最後の全国大会で頂点を目指す。
都道府県の持ち回り方式で毎年開催されている国内最大のスポーツの祭典で、かつての国民体育大会(国体)から名称が変わった国スポ。ソフトボールは男女別で、高校生が対象の少年、大学生や実業団などが主体となる成年に分かれて競技が行われる。
少年男子の県代表には八木さんを含めて15人が選出され、8月に群馬県で開かれた関東ブロック大会に臨んだ。主将を務める八木さんは、三塁手として攻守にわたってチームをけん引。関東から本大会に2チームが進める条件の中、第2代表の座を勝ち取った。
本大会には各ブロック予選を勝ち抜いた13チームが出場する。本大会には初出場となる八木さんは「チームの状態がいいので、大会がめちゃくちゃ楽しみ。1回戦を必ず突破し、優勝を目指す」と意気込む。
通学に片道2時間
八木さんがソフトボールを始めたのは、能見台小に通っていた小学4年生の時。友人の誘いで、地元チーム「横浜ブラックナイン」に入団した。金沢中学校時代は、ソフトボール部がなかったため、バレーボール部に所属。高校では再びソフトボールに打ち込もうと、全国大会常連校である光明学園に進んだ。
1年からインターハイで試合に出場するなど、関東、全国の舞台を多く経験。昨年からは高校でも主将を務めてきた。通学には片道2時間かかり、朝練に参加するために午前5時前に自宅を出て、帰宅は午後9時過ぎ。全国制覇を目指し、日々練習を重ねている。
今年度のインターハイでは1回戦で敗退していたこともあり、「大会は違うけど、悔しさをぶつけたい。攻守でチームの勝利につながるプレーをしたい」と八木さん。高校生活最後の大会で、日本一に挑戦する。