「ここからドア」無料で貸し出し 「夢や希望の思い出残して」
観光活性化やイベントの盛り上げなどに役立ててもらおうと、人気アニメ「ドラえもん」のひみつ道具「どこでもドア」をモチーフにしたピンク色の扉を社会奉仕団体「啓昌会」(深口奥広会長)が製作した。
希望があれば大勢の人が集まる催しなどに無料で貸し出すといい、「子どもから大人まで楽しんでほしい」と話している。
木製で高さ約2メートル、幅約90センチ。切手をイメージした小窓をつけて顔を出せるように工夫した。木工会社から材料を仕入れ、会員らが協力して組み立て、塗装した。
同会理事の会社役員、横山正明さん(78)が今春、たつの市御津町の新舞子を訪れた際、海辺にピンク色のドアが置かれているのを見て「赤穂にもつくろう」と製作を提案。「赤穂のここからドア」と名付けた。可搬式で軽トラックで運べる。
来年1月15日(水)まで御崎の桃井ミュージアムにレンタルし、瀬戸内海を臨む庭園に設置している。横山さんは「ドアと景色と一緒に写真を撮って夢や希望のある思い出を残してもらえれば」と話している。貸し出しについての問い合わせは同会事務局TEL45・0820(森崎組、土日祝休み)。