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整備実習に役立てて テクノスクールに太平興業が中古トラック寄贈

上越妙高タウン情報

車の整備士を目指す訓練生の実習に役立ててもらおうと、中古のトラックを上越市に支店がある太平興業が県立上越テクノスクールに贈りました。

太平興業は県内や山形県、秋田県でトラックやバスを販売していて上越市に支店があります。会社で働く整備士のなかには上越テクノスクールの卒業生もいて、トラックは訓練生の実習に役立ててもらおうと寄贈されました。

寄贈されたのは三菱ふそう製平成26年式の2トントラック1台と、車両の異常を診断する機械です。

21日(水)は寄贈式が行われ、太平興業の藤井俊昭本部長から上越テクノスクールの星名浩樹校長にレプリカのキーが手渡されました。

太平興業 藤井俊昭 本部長
「整備士がいないと、トラックが壊れたら直せない。物が運べなくなり皆さんの生活が立ち行かなくなる。整備士は社会になくてはならない仕事」

上越テクノスクールによりますとトラックの整備士になる卒業生は2割ほどです。現在は実習用のトラックが5台ありますが、いずれも平成初期に製造されたもので古くなって錆びています。またエンジンが、現在主流となっているクリーンディーゼルではありません。今回、寄贈されたトラックにはこのクリーンディーゼルが使われています。

訓練生
「クリーンディーゼルエンジン、本物を見るとすごいと分かる。さびているトラックだと、ボルトを緩めようとすると折れる。(新しいトラックは)それがないのでいい」
「新しいトラックでしか勉強できないことがある。しっかり勉強したい」

太平興業 藤井俊昭 本部長
「トラックは日本の産業を支えている社会的使命のある仕事。トラックを触りながら感じてもらいたい」

このトラックは来月から実習で使われます。

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