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<全中サッカー>9年ぶり出場の常葉大橘は両サイドアタッカーに注目!市川翔と村松陸羽のレフティーコンビが鍵

アットエス

常葉大橘中のMF市川翔(左)とMF村松陸羽


8月18日に宮崎県で開幕するサッカーの全国中学校体育大会に常葉大橘が9年ぶりに出場する。チームの最大の売り物は多彩なサイド攻撃。右の市川翔(高部JFC出身)と、左の村松陸羽(富士宮東SSS)がその中心だ。

松下義生監督は「2人ともわがままな選手だが(笑)、その個性を生かしていくのが自分たちの戦い方。この夏は、タイプの違う両ワイドに活躍してほしい」と目を細める。

ともに左利き。この両サイドアタッカーが躍動すれば、常葉大橘の上位進出も見えてくる。

MF市川翔(高部JFC出身)

全国出場を決めた東海総体準決勝の中津川FC戦。前半5分、右サイドのペナルティエリア角付近で獲得したフリーキックだった。

「自分の射程圏内だったので狙ってました。風も配慮しながらイメージ通りに蹴ることができました」。左足から放たれたボールは大きな弧を描き、ファーポストをたたいてゴールに吸い込まれた。メッシ(アルゼンチン代表)やヤマル(スペイン代表)のキックを参考にしているという、鮮やかなコントロールショットだった。

市川の持ち味は、レフティー独特のリズムを刻むボールコントロールと正確なキックだ。カットインからのシュートだけでなく、縦突破からクロスを見せることもある。

小学時代は静岡市清水区の高部JFCでプレーしていた。チームは全日本U-12選手権で3位に入るなど数々の輝かしい成績を残したが、自身は常にベンチ要員だった。「小学時代に悔しい思いをしたので、中学でその悔しさを晴らしたいと思っていました」。サッカーを嫌いになることなく続け、強豪の10番を任されるようになった。

レギュラーとして全国舞台に立つのは初めて。「ここまで厳しい道のりだったけど、自分たちの代で久々に全国に行けてうれしい。全国で勝つという目標を達成したい」と目を輝かせた。

MF村松陸羽(富士宮東SSS出身)

ボールを持てば、どの位置からでも迷わずに仕掛ける。主戦場は中盤左サイド。敵のディフェンス陣を引き連れながら抜群の加速力でボールを運び、一気に好機を演出する。

松下監督は「静岡県の代表は昔からドリブルがストロングポイントだった。チームには、相手コートに入ったらまずはドリブルで仕掛けていこうと伝えている」という。それを先頭に立って体現しているのが、この村松だ。

富士宮東SSS出身。常葉大橘でプレーした4歳上の兄の背中を追って強豪校の門をたたいた。「お兄ちゃんの時は全国に行けなかったので、自分の代でチームを全国に行かせようと思っていました」。1つ目の目標はしっかり達成した。

全国出場が決まった後、報道陣に囲まれた背番号9は「緊張してしまって…」と苦笑いで言葉少な。ピッチを離れればまだあどけなさの残るレフティーは全国舞台でさらに飛躍できるか。

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