【一品でおなかも心も満たされる 汁かけご飯・雑炊・小丼】冷しゃぶとろろ丼
暑さや冷房にへこたれそうな日も、こんなご飯物ならサッとつくってしっかり食べて、きっと元気になれますよ。するり、さっぱり。ほっこり、じんわり。おなかに、心に、やさしくしみ入るおいしさです。
豚肉と長芋、元気の出るスタミナ食材をポン酢しょうゆでさっぱりと。白ごまや柚子こしょうの香りが、食のすすむアクセントになります。
【レシピ】冷しゃぶとろろ丼
1 鍋に湯を沸かして弱火にし、豚肉を2~3枚ずつ広げて入れ、泳がせるようにしてサッとゆでる。色が変わったらざるに上げて冷まし、水けを拭く。食べやすい長さにちぎってボウルに入れ、Aを加えてあえる。
2 長芋は皮をむいて厚手のポリ袋に入れ、麺棒などでたたく。
3 器にご飯をよそって1、2を順にのせ、青じそをちぎって散らし、白ごまをふる。ポン酢しょうゆをかけ、柚子こしょうを添える。
【教えてくれた人】吉田 愛(よしだ・あい)
料理研究家、唎(きき)酒師。料理研究家の助手、東京と京都の日本料理店勤務を経て独立。手がける料理はどれもシンプル&ナチュラルで、人柄どおりのやさしい味わい。
撮影・宮濱祐美子
スタイリング・池水陽子
NHKテキスト『きょうの料理』2024年7月号より抜粋