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楠木ともり「みなさんの信頼もあって生み出せた」ニューEP『吐露』に込めた想い!

文化放送

声優の安元洋貴と白石晴香がパーソナリティ!週替わりで登場するゲストとのトーク!
リスナーのみなさんからのリクエストを中心に集計したアニメ、ゲーム、声優、特撮に関するナンバーのオリジナルチャートを発表していく1時間のミュージックプログラム、
「A&Gメディアステーション FUN MORE TUNE」!
11月2日のゲストは楠木ともりさん!
ニューEP『吐露』について伺いました。

どんな作品を作ろうと思って『吐露』は生まれたのでしょうか?「聴いて頂く方にどうなって欲しい、どういう気持ちになって欲しいということを考えるんですけど、そういうことを1回取っ払って、自分が思ってることを素直に吐き出してみよう!そんな思いを込めて作った作品です。もっと前だったら受け入れてもらえないような内容も受け止めてくれるかもという信頼があるので」

収録している楽曲すべて楠木さんが作詞作曲をしています。「デビュー前から作詞作曲は基本的にずっとやってきたので習慣に近くなってきてはいます。やっぱり自分が書いた曲、歌詞は、こういうことを歌いたいというのが明確になるので、特にライブで気持ちよく歌えますね」

リード曲『風前の灯火』はどんな想いを込めているのでしょうか?「私の名前が“ともり”なので、名前にちなんだ単語をタイトルにしたいなって思って。メジャーデビューがコロナ禍だったので、自分のことを見つめ直して、もう嫌だって思う時期もあったりしたんです。でも逆境や風が吹いてる中で小さな火種も頑張って守り続ければ続けられるんだっていう、消えそうな熱意を灯し直す、限界を超える力強さみたいなものをライブで歌いたいって思って作りました」

『風前の灯火』について深堀すると、こんな答えが返ってきました。「レコーディングは結構スンナリ。私がやりたいことを“そのままいいですよ”という風に進めて頂けたので、いいテイクもたくさん取れたと思います。曲自体は新幹線で書きました。締め切りが近すぎて。追い込まれたのでうまく出せたのかも」

MVに関しても楠木さんのこだわりが詰まっています。「例えばですけど花を燃やしたカットを入れたいとか、バンドシーンは入れたいとか、そういうパーツパーツのアイデアを出させて頂きました。花が燃えるのは前向きな意味を込めているんです」

『DOLL』では、日本を代表するプロデューサー・亀田誠治さんと初タッグ!「実はファーストEPの時から”いつかお願いしたいリスト”にはずっとあって。恐縮して“まだですよね。まだですよね”と言い続けてた時にレーベルスタッフさんから“亀田さん、行ってみませんか”と言われまして。そうしたら亀田さん“いいですよ”と!」

亀田さんとの制作、どんなことを感じたのでしょうか?「曲に合わせてちょっとジャズっぽいペースや、ワルツみたいな雰囲気入れて頂いたり、ベースも弾いて下さって。楽曲として楽しんで頂きたいんですけど、インストも収録されてるので素晴らしい方々の演奏もぜひ楽しんで欲しいです。最初ボーカルはもっと声を張る予定だったんですけど、デモで送ったものがウィスパー寄りで“それがいいんじゃない”と言ってくださって。色々試してみたら、亀田さんのおっしゃる通りが1番いいかもしれないとなったんです。先を見据えるプロデュース力を肌で感じて、かっこいい方だなって改めて感じました」

ハルカトミユキが編曲を手がけた3曲目の『NoTE』は「幼稚園の頃から仲のいい子に久々に会った時に、お互いに今まで悩んできたこと、引っかかってることを話す機会があったんです。誰にも言わないような気持ちだけど、いざ話してみると似たようなことを考えてる人って、もしかしていっぱいいるのかもと思った時に、それを掘り下げられるのって今かもと思って書いたんです。自分が思ってることでもあるし、幼馴染が言ってたことでもあるし、誰にも言わない、本当にこう、ノートに日記を書くみたいな自分だけの言葉をそのまま歌詞にしようと思いました」

そして4曲目は『最低だ、僕は。』。「最初に完成した曲です。正直気持ちが落ちてるタイミングで書いた曲ではあるんですけど、自分のネガティブな気持ち、暗い感情を吐き出して置いておきたい。曲として自分から出してあげると、ちょっとそれだけでスッキリするというか。そういう思いもあって書いた曲ではありますね。色々パターンは取ったんですけど、テイク自体は完全に一発録りです」

12月22日、誕生日当日に横浜BUNTAIで「TOMORI KUSUNOKI BIRTHDAY LIVE 2024 -灯路-」を開催する楠木ともりさん。ニューEP『吐露』は楠木さんにとってどんな作品になったのでしょうか?「素直な気持ちをちょっと恥ずかしさもありつつ吐き出したEPではあるんですけど、みなさんの信頼もあってこう生み出せたEPだと思うので、早く届いてほしいと思っております」

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