秋元真夏、出演舞台<鍵泥棒のメソッド→リブート>への意気込みを語る「“女優もやっています”としっかり言えるようにならないといけないなと思っています」
秋元真夏が出演する舞台<鍵泥棒のメソッド→リブート>が、12月21日(木)に稽古場取材会を開催した。
内田けんじが監督・脚本を務めた、2012年公開の映画『鍵泥棒のメソッド』は、第85回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画脚本賞や芸術選奨文部科学大臣賞、第36回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞を受賞し、韓国や中国でもリメイクされるなど、根強い人気を誇る作品。国内でも2014年、2017年に舞台化されるなど大きな話題を呼んだ。
今回は、上演台本・演出をマギーが担当し、コメディ要素をふんだんに盛り込んだ作品に仕上げる。主演には、今作が舞台初主演となる望月歩、伝説の殺し屋・コンドウを小路勇介が演じる。
この日は、望月演じる桜井と小路演じるコンドウが再会するシーンなど、4シーンを披露。コンドウと秋元真夏が演じる香苗が初めて会うシーン、病院の会計で再びコンドウと香苗が出会うシーンでは、香苗がコンドウに対して想いを寄せていく姿が笑いをふんだんに織り交ぜながら描かれた。
桜井がコンドウのアパートに向かうシーンでは、コンドウの携帯にかかってきた電話に出た桜井と電話している相手のすれ違う会話が面白い。今後の展開に期待が高まった。
シーンの合間には、マギーがキャストのもとに歩み寄り、演出をつける姿も見られた。“アクセルが上がってくるイメージで”“アンティークのイスだと思ったのに、実は新品だった。でも、買いたいから買う。そんな感情”など比喩を多用したマギーの説明が印象的で、キャストたちは真剣な表情でそれを聞くと、何度も頷き、自分の中に落とし込んでいる様子だった。
その後に行なわれた取材会には、マギー、望月、秋元、鈴木杏樹が登壇。まず、望月が“稽古がすごく楽しいです。ただ、楽しいだけでなく、自分の準備も怠らず、本番まで楽しくできたら”と今の心境を語った。
続いて秋元も“舞台の経験があまりないので、最初は緊張していましたが、みなさんが温かく迎え入れてくださって、笑いが絶えない現場なので、毎日、楽しく稽古しています。わからないところもマギーさんが明確に教えてくださって心にストンと落ちるので、それをしっかり吸収して頑張りたいと思います”と意気込んだ。
スナックのママで殺しの標的となる綾子を演じる鈴木は“昔からマギーさんたちがなさっていたジョビジョバというコントチームが大好きで、またこうしてマギーさんの作品でご一緒させていただけるのが夢のようで、毎日のお稽古が楽しいです”と笑顔でコメント。
自身の役柄については“ドラマ『相棒』の月本幸子さんへのオマージュがところどころに垣間見えたりするので、自分の中で懐かしかったり、楽しかったりしています。幸子さん、まさかここにいたのというニュアンスを含めながら演じたいと思います”と話した。
そして、マギーは“「エモおもろい」というのが今回のテーマです。面白いだけじゃなくて、ガツンと来るメッセージがあるような、自分の生き方を投影したり、考えたくなるようなこともやってみようと思っています。フレッシュなメンバーが揃っているので、そんなみんなと一緒に「エモおもろい」を作っているところです”と説明した。
舞台には2度目の出演にして初主演となる望月だが、“最初はものすごく緊張していて、どうしようと思っていたのですが、マギーさんとお話しした時「チームで作っていくものだから、いつも通りでいい」と言っていただいたのが大きかったです。最初は押しつぶされそうでしたが、今は楽しいだけで過ごせていて幸せです。先輩方の背中を見ながら、精一杯やらせていただければと思っています”と想いを明かした。
一方、秋元も今作が2度目の舞台であり、乃木坂46を卒業後、初舞台だ。秋元は“稽古初日は人見知りが酷すぎて、みなさんの目を見るのも緊張するくらいでしたが、みなさんが毎日話しかけてくださったおかげで馴染めました。私の声が高くなりやすかったり、テンションが上がると早口になったり、自分でも気づけなかったことを発見できているので、今後の自分にも活かしていけることをたくさん教えてもらっています”と笑顔を見せた。そして、“乃木坂時代に好きでいてくださった方も来てくださると思いますが、この作品を観たいと思って来てくださった方も満足させないといけない。「女優もやっています」としっかり言えるようにならないといけないなと思っています”と力を込めた。
“リブート”と題された今作。改めてマギーは“キャストが決まってから上演台本を書いたので、それぞれのキャストに合わせた役柄になっています。もちろん基本的な設定は変えていませんが、映画とは役柄以外のバックストーリーや年齢も大胆に変えさせていただいています。舞台では、役の感情にフォーカスを当てているので、どういう気持ちで動いているのかがなるべく伝わるようにしたい。そして、日本一面白い漫談家の街裏ぴんくくんが参加してくれているので、街裏くんの漫談と演劇的な役者が心情を語るモノローグがクロスオーバーしていく演出をしようと思っています。1番強調しているのは笑いの要素が多いということなので、演劇を観たことがない方の入口になればいいなと思います”とアピールした。
最後に、望月が取材会に登壇したメンバーでラジオ特番を放送することを発表。番組『いよいよ開幕!舞台『鍵泥棒のメソッド→リブート』スペシャル』は、12月28日(木)12:00~13:00に生放送される。
『いよいよ開幕!舞台『鍵泥棒のメソッド→リブート』スペシャル』
放送日時:2023年12月28日(木)12:00~13:00生放送
パーソナリティ:望月歩
ゲスト:マギー、秋元真夏、鈴木杏樹
<鍵泥棒のメソッド→リブート>
【あらすじ】
売れない若手俳優・桜井(望月歩)と伝説の殺し屋・コンドウ(少路勇介)、ひょんなことから2人の人生は入れ替わる。
記憶を失ったコンドウは雑誌ライターの香苗(秋元真夏)と出会い、桜井は裏社会の男(長谷川朝晴)から依頼された殺しの標的、綾子(鈴木杏樹)と接触する。4人の運命は絡み合いやがて1本の線となり、思いもよらぬラストへと突き進む。
日本映画界に燦然と輝く名作『鍵泥棒のメソッド(作・内田けんじ)』が、舞台として新しく生まれ変わる。
コメディ要素増量の完全リブート! <鍵泥棒のメソッド→リブート>
原作:映画『鍵泥棒のメソッド』内田けんじ作
上演台本・演出:マギー
■出演
望月歩 少路勇介 秋元真夏
街裏ぴんく 森本華 岩本晟夢
長谷川朝晴
鈴木杏樹
<東京公演>
日程:2024年1月11日(木)~1月21日(日)
劇場:本多劇場
■料金
全席指定¥9800 ※未就学児入場不可
学生チケット¥4000 ※枚数限定、一般発売より販売いたします。当日引換、要学生証提示
問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00-15:00)
アフタートクショー開催決定
<鍵泥棒のメソッド→リブート』本公演終演時にアフタートークショーを開催します!
【東京公演】
・1月12日(金)14:00公演後
望月歩、長谷川朝晴、鈴木杏樹
MC:マギー
・1月14日(日)18:00 公演後
秋元真夏、森本華、鈴木杏樹
MC:街裏ぴんく
・1月16日(火)18:30公演後
望月歩、少路勇介、岩本晟夢、長谷川朝晴
MC:街裏ぴんく
・1月17日(水)18:30公演後
望月歩、街裏ぴんく
・1月18日(木)18:30公演後
マギー、望月歩、秋元真夏、鈴木杏樹
MC:箱崎みどりアナウンサー(ニッポン放送)
<大阪公演>
日程:2024年1月27日(土)【全2回】
劇場:森ノ宮ピロティホール
料金:全席指定¥9800 ※未就学児入場不可
問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00-18:00※日祝休業)
企画・製作:ニッポン放送