横浜DeNAベイスターズの歴代開幕投手 東克樹が2年連続3度目の大役
三浦大輔監督が1月11日11時11分11秒に通達
2年連続日本一と悲願のリーグ制覇を狙うDeNAは東克樹投手（29）が開幕投手を務める。3月28日の中日戦（横浜スタジアム）で、2年連続3度目の大役を担う。
今年で8年目の左腕は、16勝3敗で最多勝と最高勝率に輝いた2023年に続き、昨季も13勝4敗、防御率2.16の好成績をマーク。三浦大輔監督は東の背番号11にちなみ、1月11日午前11時11分11秒に2年連続の開幕投手を通達したという。指揮官が全幅の信頼を置いている証しだ。
昨年の開幕広島戦はチームは勝ったものの、自身は7回3失点で降板し、勝ち星はつかなかった。初めて開幕投手を務めた2022年は敗戦投手となっており、今季は開幕投手として初勝利を挙げたい。
球団史上では、どのような投手たちが開幕投手を務めてきたのだろうか。前身球団を含め、改めて振り返ってみよう。
DeNAの歴代開幕投手一覧
球団が創設された1950年から歴代の開幕投手は以下の通りとなっている。
1950年 今西錬太郎
1951年 高野裕良
1952年 高野裕良
1953年 江田貢一
1954年 権藤正利
1955年 権藤正利
1956年 江田孝
1957年 大石正彦
1958年 大石正彦
1959年 鈴木隆
1960年 幸田優
1961年 秋山登
1962年 島田源太郎
1963年 稲川誠
1964年 稲川誠
1965年 稲川誠
1966年 秋山登
1967年 森中千香良
1968年 森中千香良
1969年 平岡一郎
1970年 平松政次
1971年 平松政次
1972年 山下律夫
1973年 平松政次
1974年 平松政次
1975年 平松政次
1976年 平松政次
1977年 渡辺秀武
1978年 平松政次
1979年 平松政次
1980年 平松政次
1981年 斉藤明夫
1982年 斉藤明夫
1983年 遠藤一彦
1984年 遠藤一彦
1985年 遠藤一彦
1986年 遠藤一彦
1987年 遠藤一彦
1988年 欠端光則
1989年 斉藤明夫
1990年 中山裕章
1991年 中山裕章
1992年 野村弘樹
1993年 有働克也
1994年 有働克也
1995年 野村弘樹
1996年 盛田幸希
1997年 盛田幸希
1998年 川村丈夫
1999年 三浦大輔
2000年 川村丈夫
2001年 小宮山悟
2002年 三浦大輔
2003年 吉見祐治
2004年 三浦大輔
2005年 三浦大輔
2006年 三浦大輔
2007年 三浦大輔
2008年 寺原隼人
2009年 三浦大輔
2010年 S.ランドルフ
2011年 山本省吾
2012年 高崎健太郎
2013年 藤井秀悟
2014年 三嶋一輝
2015年 久保康友
2016年 井納翔一
2017年 石田健大
2018年 石田健大
2019年 今永昇太
2020年 今永昇太
2021年 濵口遥大
2022年 東克樹
2023年 石田健大
2024年 東克樹
2025年 東克樹
通算201勝の平松政次が最多の9度
球団で最も多く開幕投手を務めたのは、平松政次で9度。球団唯一の200勝投手は、プロ4年目の1970年に初の開幕投手を務めると、73年から4年連続、78年から3年連続で大役を担った。
2位は現監督の三浦大輔で7度。プロ8年目の1999年に初めて開幕投手に選ばれ、2004年からは平松と同じく4年連続で務めた。現役では石田健大の3度が最多となっており、東克樹が無事に今季開幕マウンドに立てば並ぶ。
連続記録は遠藤一彦の5年連続が最長。球団歴代4位となる通算134勝を挙げた右腕は、プロ6年目の1983年に初の開幕投手に選ばれ、1987年まで5年連続で大役を務めた。
2025年は3度目の開幕投手を託された東が3月28日にホームのまっさらなマウンドに立つ。昨季の中日戦は4勝0敗、防御率0.70と相性は抜群。1998年以来遠ざかっているリーグ制覇に向け、頼れる左腕に期待がかかる。
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記事：SPAIA編集部