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篠島沖の船キス釣りで本命57匹手中【愛知・友士丸】良型中心で引きも堪能

TSURINEWS

友士丸で釣り上げたシロギス(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

次の釣りは、どうしようかなと思案していたところ、釣り仲間の佐藤さんからキス釣りがしたいと連絡が。キス釣りフリークの私としては願ってもない申し出だ。お互いの都合がつく日をすり合わせて、6月27日に愛知県・南知多町篠島の友士丸に釣行した。

船に乗ってキス釣り

この地方も21日にようやく梅雨入りしたようで天気が心配だったが、集合場所の片名港に到着すると薄曇りで、風も波も穏やか。絶好の釣り日和だ。

午前5時ごろに篠島から来た友士丸が岸壁に接岸。荷物を積み込み、当日のお客さんとクジ引きをして釣り座を決める。私が右舷ミヨシ、胴の間寄りの2番目に佐藤さんとなった。

当日のタックル

全員が乗り込んだら出船。キスポイントである篠島海水浴場の沖までは15分ほどで到着してしまうので、急いでタックルの準備をする。ロッドは愛用のシマノバイオインパクトキスS170、ロールはシマノエクセンスC3000HGM、ミチイトはPEライン0.8号だ。

そして、20号のオモリを付けた片テンビンを取り付け、仕掛けはハリス1号80cmの2本バリ仕掛けを使う。エサは持参したイシゴカイだ。

佐藤さんはチョイ投げが苦手なので、船下狙いということでベイトタックルを準備している。5時半ごろに船長からの「やってください」のアナウンスで釣り開始。水深16m前後だ。

良型のキス顔出し

ところが私は準備に手間取ってしまい、すぐに投入できず。それにひきかえ、佐藤さんは私がアンダースローで投げしようとした時には、穂先をプルプルさせながらリールを巻き上げている。

早々に本命ゲットで、しかも良型。これは負けてはいられないと、私もすぐにチョイ投げして誘う。仕掛けが着底したら、ゆっくりサビいてくる。しばらくするとプルプルという特徴的なアタリが出た。

そのまま軽くアワセを入れ、その後はククンククンというキス特有の引きを楽しみながらリールを巻き上げ、これも良型を手にした。

筆者良型キスのダブル(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

キスの活性が高い

佐藤さんも続き、この日はキスの活性がいいようで、1人が釣れると続けて釣れるというパターンになってきた。しばらくするとアタリが遠くなってきたが、船長が流し替えをしてくれるとアタリが復活する。しかし、この日はチョイ投げの必要があまりないようだ。

というのも、佐藤さんが船下狙いでコンスタントに釣果を伸ばしているのだ。しかも、アジや持ち帰りサイズの小ダイにマダコと多彩なゲストも交えている。チョイ投げで誘えば確実にアタリは出るが、投げる動作に時間が余分にかかってしまい、手返しが悪くなってしまう。

佐藤さんは船下を攻め連発(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

釣果が良く午前中に納竿

そこで私も船下を狙いながら、アタリが遠くなってきたらチョイ投げをする作戦に切り替えた。それにしても佐藤さんは絶好調で、師匠の私もタジタジだ。この日のキスは長さの割には太く、良型は「キスってこんなにも引いたのかな?」というぐらいの強い引きで楽しませてくれる。

アタリもほどほどに出てくれたので、キス釣りの面白さを存分に味わうことができた。夢中になって釣り続け、午前10時半に終了。

筆者の釣果は57匹(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

釣ったキスは美味しく調理

釣果は私が21cmまでのキス57匹、佐藤さんがなんと56匹。数えるためにオケに移したのだが、数の割にはボリュームがあった。かろうじて師匠の面子が保てたが、これは弟子の成長を素直に認めるべきだろう(笑)。

釣ったキスは定番の天ぷらに(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

今後の展望

夏が旬のキス釣りは、これからが本番。キス釣りはポイントも近く、アタリも明確なので船釣り入門には最適。またキスは淡白でくせのない白身なので、どう料理しても美味だ。皆さんも挑戦してみてはいかが。

塩焼きと刺し身も(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

<週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年7月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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