米カリフォルニア州、おもちゃ売り場に「性別を問わないセクション」の設置を義務化
子どもに多くの選択肢を
アメリカ、カリフォルニア州にある小売店では、2024年1月からおもちゃ売り場に「ジェンダーニュートラル」なセクションを設けることが求められる。対象となるのは、従業員を500人以上有する小売店だ。
これは、2021年にギャビン・ニューサム州知事が署名した法律が施行されるから。カリフォルニア州では、子どもの性別に依存しないおもちゃが不足していることから、この法律がつくられた。
男の子は自動車やトラックのおもちゃが好きで、女の子は人形で遊ぶのが好きといった傾向はあるが、おもちゃ売り場を性別によって分ける必要はなく、より多くの選択肢を与えることが目的だ。
性別ごとに行われてきたマーケティングにも影響か⁉
おもちゃメーカーでは、1980年代頃から子どもの性別にあわせてマーケティングを開始したという。そして、それぞれの性別にあわせたおもちゃ製品がつくられ、女の子のものはピンク色、男の子のものは青といった区別がされてきた。
しかし、近年はその傾向もなくなりつつあるという。今回の法律は、「女の子は〇〇、男の子は××」といった固定成概念を、子どもや大人に植え付けないためにも、ひとつのステップとなるだろう。
※参考
Can putting Barbies next to G.I. Joes help with kids’ gender stereotypes?|Fast Company
The latest woke California insanity? A gender-neutral-toy law|New York Post