娘には不評…? 離乳食初期・中期・後期それぞれの失敗談
10歳の男の子と3歳の女の子を育てる2児の母で、フリーランスでWebライターをしている“小吉”です。離乳食期は、離乳食作りと授乳とで大変な時期。毎日繰り返される食事と授乳で、しんどくなった私が引き起こした3つの失敗談を、初期・中期・後期からそれぞれ1つずつお届けします。
初期:大好きなさつまいもペーストをリバース!
ほんのりとした優しい甘みが嬉しいさつまいも。娘が好きな野菜のひとつで、何も言わなくてもお口をパクっと開けておかわりを求めてくるのが、母にはわかっています。
しかし、この日もいつも通りにさつまいものペーストをあげると、どうも微妙な表情…。少しすると、ニューッと口から出てきました。「食欲がないのだろうか」、「体調がよくないのだろうか」と心配するものの、いつも通りの娘。
「おかしいな」と思い、私もさつまいもペーストを味見した瞬間、その理由を知ることに…。酸味強めと言いましょうか、賞味期限切れと言いましょうか…。
さつまいもを毎回少量ずつ裏ごしするのは手間なので、大量に作って冷凍保存しておくようにしていました。でもその日に私が出したのは、冷凍庫ではなく冷蔵庫の方に保存しておいたもので、日数が経ち過ぎていたようです。出す前に確認しないといけませんね。
中期:自信作の野菜粥。でも食べてくれない…!
娘がもぐもぐできるようになってくると、お粥に少しずつ細かく刻んだ野菜を入れて、食べさせるようにしていました。人参の赤と小松菜の緑で、自分としては彩りよく仕上げたつもりの野菜粥をあげていたときのことです。
ひと口食べたものの、その後は口までスプーンを近づけても、一向にパクっとする気配がありません。表情も硬いというか無表情…。野菜だけなので味はだいたいわかっています。いつもと何か違うのかと思い、念のため自分でペロッと舐めてみたところ、舌先に感じたのはわずかな小松菜の苦み。
「あー、これは赤ちゃんには苦いかー。すまん!」混ぜるときに小松菜が多めだなと分かってはいたのですが、案の定多すぎた…。やはり味見は大切だなと感じた一件でした。
後期:口からうどんを垂らす姿が面白すぎ!
お粥を切らしてしまったときに、我が家で活躍してくれたのがうどんです。娘がうどん好きということもあり、離乳食メニューのスタメン入りをしていました。
その日は冷凍うどんをお湯で戻していました。私もお腹が空いていたので、うどんをササっと刻んで出したところ、娘にはちょっと長すぎたようで…。スプーンで口に運んであげても、まだうまくすすれないため、どうしても口からはみ出します。はみ出した分をスプーンですくってあげるのですが、特に長かったうどんは、口から飛び出して娘の顎まで届かんばかり。
何だかちょっと面白くなってしまって、もぐもぐしようとする娘の口とその動きに合わせて微妙に動くうどんを、じーっと見つめていたことを覚えています。娘よ、面白がって悪かった。
娘の離乳食が始まるのは嬉しかったのですが、その一方で「手間だなぁ」と感じるときもありました。離乳食が進むにつれて授乳回数は減るものの、まだまだ寝不足の真っただ中だったため、この時期は疲れていたとか、ボーっとしていたことが多かったように思います。多少の失敗があったとしても、私の娘ならば大丈夫! と自分に言い聞かせつつ、母の失敗をものともせずにすくすくと育つ娘のたくましさに、助けられていました。
[小吉*プロフィール]
一男一女の母で、フリーランスWebライター。上の子(10歳男児)の傍若無人さや、こらえ症のなさに振り回されるも、それを下の子(3歳女児)の愛らしさや無邪気さで埋め合わせ、なんだかんだ言いつつ育児を楽しむ日々を送っています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。