学生時代を思い出し学び直したい! クラシックの名曲を美しく歌いたい! 「だから私はドイツ語を勉強しています!」【NHKテキスト読者の声】
「語学の勉強と言えば」の質問に真っ先に思い浮かぶのは、英語ではないでしょうか。「仕事や学校で必要だから」「旅先で英語くらいは話せた方がいいと思うから」「一番身近な外国語だから」など理由はさまざま。
では、英語以外の言語を学んでいる人たちは、どうしてその言葉を学ぶようになったのでしょうか。
ここでは、ドイツ語を勉強している人にスポットを当て、ドイツ語学習者のみなさんの声をご紹介します。
※本記事は、2024年度NHK語学テキスト学習者へのアンケートをもとに構成、編集しています。
どうして「ドイツ語」を勉強しているの?
アンケートで「あなたはどうしてドイツ語を勉強しているのですか?」の問いに対して、多かった理由がこれ。
半世紀ぶりにドイツ語を学び直そうと思ったから(69歳、5年以上ぶりに学習再開)。
学生の時に学んだことの復習をしたいと思いました。ドイツ語をどれくらい覚えているかチェックしています(40歳、5年以上ぶりに学習再開)。
大学生の時、第2外国語でドイツ語を履修していました。基本はある程度分かるので、久しぶりの語学勉強に良いかと思いました。脳トレにもなるかな、と思っています(76歳、5年以上ぶりに学習再開)。
バイオリニストです。留学から戻り、ドイツ語に接する機会がほとんどなくなってしまいました。ドイツ語を忘れないために続けています(50歳、学習歴10年以上)。
学生時代に勉強したことがあります。ドイツ語の語学力維持のため続けています(60歳、学習歴10年以上)。
大学でドイツ語を専攻したり、英語以外の第2外国語としてドイツ語を選択して勉強した人が「久しぶりに勉強してみたいと思ったので」といった回答が多く見られました。いきなりゼロから始める語学よりも、馴染みのある言語の学び直しなら、勉強もスムーズにすすみそうですね。
続いて多かったのが、こちら。「さすがはドイツ!」と言えるかもしれません。
合唱でミサ曲をドイツ語読みすることになり、正確に歌いたいと思いドイツ語の勉強を始めました(学習歴3~5年)。
趣味でクラシックの合唱をしています。そこで発音や意味などがわかるので役立ちます(58歳、学習歴約2年)。
サークルでクラシックの合唱曲を歌っています。楽譜の原語の歌詞を読めるようになりたいです(59歳、5年以上ぶりに学習再開)。
ドイツ歌曲を歌う機会があって、発音だけでもと思い、学び始めました(75歳、数年おきにテキスト学習)
ドイツリートを歌っています。特に発音をきちんと身に付けたいと考えて聞いています(70歳、学習歴3~5年)。
ドイツは、バッハ、ベートーヴェン、ブラームスほか、数多くの音楽家を輩出した「クラシックの本場」として知られています。趣味でクラシック音楽を習っている人が、「原語の歌詞を読みたいから」「発音を覚えたいから」「歌詞の意味を理解したいから」といった理由からドイツ語を学んでいるのがとても印象的でした。趣味の延長線上にドイツ語の勉強があると、長く続きそうです。
ドイツ語を勉強するための情報はどこから? 勉強方法は?
WEBでZDFのドイツ語の各種ドラマをドイツ語字幕付きで観ています。また、Eテレの「しあわせ気分のドイツ語」は録画していつでも視聴できるようにしています(68歳、学習歴5~10年)。
『1日15分で基礎から中級までわかるみんなのドイツ語(白水社)』を利用しています(63歳、5年以上ぶりに学習開再開)。
ドイツ人の友人に独作文の添削をしてもらったり、絵葉書の交換をしています(47歳、学習歴10年以上)。
ドイツ人とのサークル活動で情報をもらっています(75歳、学習歴10年以上)。
ポッドキャストを利用しています(58歳、学習歴10年以上)。
SNSのThreadsを使っています(学習歴3~5年)。
NHKのラジオ・テレビのドイツ語講座、語学アプリのほか、紙の媒体や、サークルの知り合い、友人から情報を得たり、勉強している人が多く見られました。