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磯フカセ釣りで37cm頭に口太グレ6枚手中【和歌山・串本】強風予報を織り込んだ磯選びが功奏

TSURINEWS

串本の磯フカセ釣りで仕留めたグレ(提供:TSURINEWSライター・秦厚治朗)

2月の声を聞き、寒グレシーズンも終盤戦に向かう中、天候不順も多く、なかなか釣行できない日も多い。予報では今シーズン最大の寒波到来で寒さプラス風速13mの予報だったが、和歌山県串本町萩尾浜中渡船は出船予定だったので、大阪の自宅を早朝出発し、爆風予報の和歌山県串本町萩尾を目指して車を走らせた。

寒波到来&爆風予報の串本で磯フカセ釣り

天気予報では「この冬一番の寒波到来!」や「10年に一度の寒波到来!」などと、テレビやSNSを通じて釣り人にとって嫌な情報が次々と流れる中、2025年2月17日(月)、寒グレフカセ釣りに行きたくてたまらず、勝ち渡船店へ前日に電話連絡したところ、和歌山県串本町萩尾の浜中渡船が出船予定とのことで、萩尾釣行を決めた。

同じ和歌山県南紀以南でも、枯木灘に面した白浜から周参見はもちろん、風速13mの予報ではアウトで出船不可。また、同じ串本町でも枯木灘に面した渡船区は当然出船不可のため、潮岬をぐるりと回った一部の渡船区のみ出船予定という、強風の日だった。

爆風での磯選び

グレフカセ釣りに通い慣れた和歌山県串本町へ、ゆっくりとのんびりと車を走らせたため、出船予定時刻の10分前にギリギリセーフで到着。笑。やはり余裕を持って早めに到着するのが望ましい。ギリギリ到着だと焦って忘れ物もしがちで、飲み物、食べ物、刺し餌、リールなど……笑。タモ枠とかも……私だけかもしれないが……汗。

爆風予報だったため渡船客も少なかった。普段は人気の渡船店だが、この日は逆にラッキーだった。和歌山県串本町萩尾渡船区は北および北西風ならいくら吹いても大丈夫だが、この日は西寄りに変化する予報だったため、乗れる磯は限定されるとのこと。大イナヤ、小イナヤのイナヤ方面は全面アウト。

出船時刻の午前6時半過ぎ、出船。皆、それぞれ選んだ磯へ渡り、できるだけ背から風を受けにくい磯を選択。私は灘に乗せていただいた。この磯なら足場も良く、風避けにもなるので非常に良い。ただし、少々滑りやすい磯でもあるので、慎重に歩いたほうが良いかも。

当日のタックル&仕掛け

渡磯して午前7時過ぎ、準備完了! まだ爆風ではなく、やや強めの風程度。当日の仕掛けは以下の通り。

・竿:5.3m 1.2号グレ竿
・リール:2500番LBD
・道糸:2号
・中ハリス:1.75号
・ハリス:2号〜1.5号
・針:グレ針5〜6号(軽量と重めの使い分け)
・ウキ:落し鉛2B〜G3(当日の潮に合わせた半遊動仕掛け)

当日の撒きエサレシピは、ヒロキュー新製品「グレートグレ(GG)」2袋に、生オキアミ3kg+アミエビ2kg+パン粉1kgをよく混ぜ合わせたもの。杓離れも良く、遠投も効くので強風に負けない!

刺しエサは生オキアミと、ヒロキュー「生イキくんPro」Mサイズを持参した。

当日の撒きエサ(提供:TSURINEWSライター・秦秦厚治朗)

釣行開始

午前7時過ぎに釣り開始! 軽く釣り座を移動しながら仕掛けを投入するが、投入をいろいろ試しても、あまり潮が良くない予感。雰囲気はあるものの、底潮はベタベタのフラフラ潮。

釣り開始から3時間ほど経過した午前10時過ぎ、出雲崎先端方面へ遠投し、潮に乗せると綺麗にウキが入った! 30m〜40m先でヒット! これで本日1枚目の口太グレをゲットし、一安心。

35cm超えの口太グレを手中

続いて、先ほどの出雲崎先端方面とは別方向の潮に乗せ、ウキが潜るのを少し張り気味で待っていると、ギュイ〜ン! と持っていくアタリで本日2枚目の口太グレをゲット! 推定4ヒロ半ほどの少々深めのタナで、居着きっぽい個体。サイズも35cm以上は余裕でありそうだ。

ヒットした少し前から風が非常に強くなり、海面表層はバシャバシャ。底は大丈夫だと思うが、ハリスはノーシンカーだったため、5号の重軸バリに交換。その直後に2連発だったので、本日のパターンはこれなのかもしれないと思い、仕掛けを打ち返す!

タモ入れ寸前でラインブレイク

遠投で口太グレ2枚キープしてからも、沖目の潮を拾いながら遠投していたが、ふと見ると釣座から竿2本ほど先に良さげな潮筋が発生。投入先をそちらに変更した瞬間、かなり上層でひったくるアタリ! もう少しでタモ入れという寸前にバラシ……チモト切れ……ミドル尾長だった。

本日、クチブト狙いでハリスは1.5号。状況次第では1.2号でもと考えての組み立てだったが、あるあるな展開。笑。

竿2本ほど先の良い潮筋を狙って再びヒット! しかし、またしてもチモト切れ! 笑笑。さすがにハリス2号に交換するも…パッタリとアタリが止んでしまった。

口太グレが3連続ヒット

昼食をとって釣りを再開。ハリスを1.5号に戻し、再び目の前に現れた潮筋を狙うと、かなり上層でクチブトをゲット! 同じパターンでクチブトグレ3連発!!

良型グレに恵まれた(提供:TSURINEWSライター・秦秦厚治朗)

しかし、風速13mの予報は現実となり、仕掛け投入や撒き餌を打つ動作も至難の業。身体も吹っ飛ばされそうになり、バッカンを足で踏みながら踏ん張って釣る。笑。

午後2時半の迎え船までに何とか1枚クチブトグレを追加できたが、悔しい。あと少し風が緩ければ、つ抜け釣果に近づけたと思うと悔しさと未練が残る。

簡単に清掃をして、完全納竿。この日は33cm〜37cmの口太グレ6枚で終了した。また来たい!

最終釣果(提供:TSURINEWSライター・秦秦厚治朗)

<秦厚治朗/TSURINEWSライター>

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