十津川水系での渓流ルアー釣行で良型イワナ&アマゴをキャッチ【奈良】
先週に引き続き、十津川水系で渓流ルアー釣りを行った。渇水傾向が強く、入渓場所を探すのに苦労したが、気温が高く水温上昇に期待が持てた。エリア前半ではメテオーラ45を使ったが、魚の反応が悪かったので、スローフォールカスタムに変更してナイスサイズのイワナを釣り上げた。エリア後半ではアマゴを中心に釣り、最後に美しいイワナをキャッチして大満足の釣行となった。
十津川水系へ渓流ルアー釣り
先週は今季初の渓流釣行を敢行した。結果は良かったものの渇水傾向がありここぞという場所でバイトが得られずであった。週明けから今週末も雨はほとんど降らず渇水傾向はより強くなっていると思われた。
事前に河川のライブカメラで水量はチェックしていくものの、着いた時には見た時よりという事も有りえるのが自然渓流の悩ましい所でもある。
入渓場所を探して入るが、普段水があると思われる場所が乾いており、ざっとではあるが10㎝以上は水位が下がっているように感じた。それに引きかえ気温は前回より高く水温上昇に期待が持てた。
当日のタックル
川に入りロッドを準備する。愛用しているダイワ・ピュアリスト53UL3にエステルライン0.4号にフロロカーボン0.8号のリーダーを巻いた12ルビアス1003のコンビだ。既に10年前のリールだがメンテナンスをしてその性能は購入時とさほど変わりはない。
釣行開始
ルアーは前回使用したジャクソンのメテオーラ45をセットする。できるだけ水深があり長く引ける場所を探して連続トゥイッチで誘い出していく。
最初の10m程の区間でチェイスがあるものの1m程追うとUターンされてしまった。追尾してくるという事は別にスレている訳ではなさそうだが……。
もう一度キャストして引いて来るとやはり追いかけて来るが、先ほど同様にUターン。魚の動きを見てみるとどうやら興味はあるが、ルアーの速さに追いつけていないのではという一つの可能性を感じた。
良型のイワナを手中
メテオーラは比較的ヘビーウェイトなので流心など強い流れでも安定して釣る事が出来るが、緩い深場ではどうしても早い動きになってしまう。これを嫌がっているのでは?と感じた。
そこで、よりゆっくりと引けるルアーにチェンジ。ダイワのシルバークリークミノー・スローフォールカスタムだ。本来ならば源流域のエリアで活躍する事が多いルアーだが、渇水時の釣果にも実績があるルアーだ。
これをベースに細かい変化を狙って釣っていく。スローに沈むのでよりゆっくりとしたアクションを付ける事が出来てアピール時間も長いのが気に入っている。カラーはチャートバックオレンジベリーを中心に膨張色がオススメである。
スローフォールカスタムに替えて深場の淵を通した瞬間に答えが出た。岩のエリアから砂場のエリアに差し掛かったルアーにガツンというアタック。久ぶりにバットまで入る引きに興奮してしまう。何度かドラグを出されて上がって来たのはナイスサイズのイワナであった。
アマゴをキャッチ&イワナ追釣
上流部に近づくにつれて小さなポイントが連続するエリアとなって来た。前半より使用のスローフォールカスタムを中心に釣りを組み立て行く。小場所で見切られない程度の速さを意識して誘いをかける。
すると回収手前でヒット!思わず抜き上げてしまったが、念願のアマゴであった。小さいサイズであったので写真を撮ってすぐにリリース。
上流に行くにつれてアマゴの反応が良くなって来た。やはり渇水傾向のせいか大きな淵には数匹単位で溜まっている事も多いが、普段ならスルーしてしまいそうな50cm程度の小さなくぼみにも入っているようで細かくサーチしていく必要があった。
そのような状況下であるからこそスローフォールが生きて来たようにも感じた。退渓予定地点の最後のエリアに到達した。壺になった場所に撃ち込んで丁寧に誘いをかける。
ただ倒木が多く根掛かりが心配だが大胆に攻めると白泡の中から飛び出した魚がルアーにアタック!ラストに綺麗なイワナもキャッチ出来て大満足で本流を後にできた。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>