【ゴールデンウィークにも】札幌から日帰りで行ける絶景登山!初心者OKの山5選
北海道生まれ北海道育ち。生粋の道産子であるHBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)が、趣味である「登山」と「山ごはん」を連載。
自分の足で歩いた先にある絶景と、おいしいごはんは、もう最高です!
文化部出身・運動神経ゼロの私でも楽しめる「コスパはなまる山」を紹介していきます~!
連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
もうすぐゴールデンウイーク
北海道にも春がやってきましたね〜!
ちょっと寒くても、スニーカーを履いて、春色のコーディネートに身を包んでおでかけしたくなる季節。
何か新しいことに挑戦したい、そこのあなた!登山、しませんか?
登山の魅力は、連載の記事「運動神経ゼロのアナウンサーが、山をオススメする5つの理由。」で熱弁しています。
今回は、サクッと登れちゃう!標高500メートル程度の低山に絞りました。
すべて札幌市内から日帰り登山が可能です。
難易度順に5つご紹介します。
【この記事の内容】
・おすすめ低山①市民憩いの場所
・おすすめ低山②アスレチック感満載!
・おすすめ低山③進化系?
・おすすめ低山④ホームマウンテン
・おすすめ低山⑤稜線歩きが最高
①札幌市・円山(標高225メートル)
円山(標高225メートル)
北海道札幌市
登り30分、下り25分
登山レベル ★☆☆☆☆
「毎年、登り始めはこの山!」という方も多いのではないでしょうか。
幼稚園児からお年寄りまで、本当に幅広い世代の方とすれ違います。
地下鉄から徒歩圏内に登山口があるのも、北海道ではかなり珍しい…。
付近には公園や動物園、神社もあります。
去年の春は、ふもとでピクニックをしてから登山をしました!
【詳細:円山・登山レポ】
② 札幌市・八剣山(標高498メートル)
八剣山(標高498メートル)
北海道札幌市
登り1時間、下り40分
登山レベル ★★☆☆☆
1時間とは思えない充実感を味わえるのが、この山。
岩場があったり、ロープを使ったり…アスレチック感覚で楽しめます。
滑らないように、しっかり登山靴を履いて登ってくださいね。
帰りは定山渓の温泉で、疲れを癒すのもおすすめですよ~。
【詳細:八剣山・登山レポ】
③石狩市・黄金山(標高739メートル)
黄金山(標高739メートル)
北海道石狩市
登り1時間半、下り1時間
登山レベル ★★★☆☆
山頂から海が見える喜び。達成感を味わうにはもってこい!
ロープや、ほぼ垂直のはしごを使う場所もあり、軍手が必須の山です。
山頂から撮った写真です。1時間半でこの景色は、相当コスパがいいな…という印象。
個人的には、先ほど紹介した八剣山の「進化系」というイメージです。
ポケモンで例えると、八剣山がピチュウ、黄金山がピカチュウ、風不死岳が、ライチュウといった感じですね…(笑)
【詳細:黄金山・登山レポ】
④小樽市・塩谷丸山(標高629メートル)
塩谷丸山(標高629メートル)
北海道小樽市
登り1時間半、下り1時間10分
登山レベル ★★★☆☆
私のホームマウンテン。北海道内で一番登っている山です!
もう何回行っているかわかりませんが、昨年度は5回行きました。
手軽さ、達成感、絶景、全てのバランスが取れていて、言うことなしの「コスパはなまる山」です。
山頂もいいですが、少し奥に進むと見晴台があります。
広々としていて、友人同士でのんびり山ごはんを楽しむのにも最高ですよ。
【詳細:塩谷丸山・登山レポ】
⑤伊達市・伊達紋別岳(標高714メートル)
伊達紋別岳(標高714メートル)
北海道伊達市
登り2時間、下り1時間45分
登山レベル ★★★★☆
標高は700メートル以上ありますが、室蘭のあたりは雪が少ないのでゴールデンウイークでも夏靴で登れます。
登るのに2時間くらいかかりますが、そのうち1時間はずっとこんな景色。
稜線好きに刺さること間違いなしのこの山。
両端には低めの笹が広がっていて、視界を遮るものがないんですよ~。たまらない!
その分、風が強いです。帽子が何度も飛ばされました。
【詳細:伊達紋別岳・登山レポ】
ゴールデンウイーク登山の言いたいことは山々ですが
春の登山は、冬山に登らない人にとっては約半年ぶりの山になりますね!
久しぶりに登ると、あれ…こんなにきつかったっけ?と思いますよね。
でも大丈夫。苦しいのは「はじめの15分」です。
生物の授業で習った理論をお話しすると、運動開始時、身体は酸素不足の状態から始まります。
登山でもジョギングでも感じるのですが、有酸素運動の開始直後は、体内で酸素の取り込みと利用が徐々に増加する期間であり、疲労感を感じやすい時間です。
そこで頑張ってくれているのが、血液の中にいるヘモグロビン。
酸素を全身に運ぶ役割を担う物質なのですが、この子が体の隅々まで行きわたってくれたら、だいぶ楽になります。
そこまで、大体15分。
ヘモグロビンくんを応援しながら、景色に集中したり曲を口ずさんだり、おしゃべりをしたりして、何とか15分頑張りましょう。
急に体が軽くなって、あとは去年の自分通りスイスイと歩けるはずです。
ちなみに私のおすすめは、しりとり「激しばりバージョン」。
「7文字ぴったりの、お菓子の名前」など、難しすぎるテーマを設けてしりとりをすると、あっという間に体が楽になっていますよ。
連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが」
※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。
文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。24年10月からHBCラジオで「言いたいことは山々ですが」(毎週金曜午後5時45分~6時半)スタート!HBCテレビでは「グッチーな!」「ジンギス談」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」「大江裕の北海道湯るり旅」などを担当。登山歴4年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は登山時(2022年5月~2025年2月)の情報に基づきます。