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2028ロス五輪追加で注目のスカッシュ 日本男子は3連覇王者が君臨、女子には18歳の新星登場

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【第52回全日本スカッシュ選手権大会】,Ⓒ日本スカッシュ協会

女王不在の大会で新星誕生

11月16日から19日にかけて横浜で行われた『第52回全日本スカッシュ選手権大会』。男子は机龍之介(ダイナム)が大会3連覇を成し遂げ、女子は18歳3カ月の緑川あかり(Greetings)が嬉しい初優勝を飾った。

男子は王者・机と第2シードの遠藤共峻(Greetings)という実力者同士の決勝戦となり、3-1で勝利した机が3年連続8回目の優勝。絶対王者の貫禄を見せつける結果となった。

一方の女子は、今年10月の『第19回アジア競技大会』で日本史上初の銅メダル獲得という快挙を成し遂げた女王・渡邉聡美(Greetings)が不在となった中、緑川が第1シードの杉本梨沙を撃破。18歳にして新女王の座に就いた。

ロサンゼルス2028の追加競技に選出

スカッシュと言えば、今年10月に国際オリンピック委員会の総会で承認を受け、2028年に行われるロサンゼルス五輪の追加競技として正式決定したことでも話題になった。

なお、5つの追加競技のうち野球・ソフトボールとクリケット、ラクロスは過去にも行われていた復帰競技で、フラッグフットボールとスカッシュはロサンゼルス五輪が初の実施となる。

舞台となるのは4つの壁で囲まれた長方形のコート。2人がラケットで交互にボールを打ち合い、ノーバウンドかワンバウンドで正面の壁に打ち返していく。この際、側面や背面の壁に当てて正面の壁に当てることができるのが大きな特徴で、前後左右あらゆる方向から飛んでくるボールをいかにしてワンバウンド以内で拾うことができるかがカギとなる。

1試合は5ゲーム制で3ゲーム先取のルールが基本。1ゲームは11点先取で、互いに10点で並んだときは2点差がつくまでタイブレークが行われる。試合時間は早ければ30分ほど、5ゲームまでもつれこむ熱戦となると1時間半を超えることもある。

来年のパリ五輪後には再び次回大会での追加競技が脚光を浴びることも予想され、これまで以上に注目を集めそうなスカッシュ。今後の大きな大会の情報や日程などは日本スカッシュ協会の公式サイトまで。

 

 

 


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記事:SPAIA編集部

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