カップヌードル『暗殺者のパスタ風』がついに登場! 気になる「焦げ」の再現度は…
あなたは『暗殺者のパスタ』を召し上がったことがあるだろうか? もしくは名前だけでも聞いたことがあるだろうか? 『暗殺者のパスタ』とはここ1~2年ほどネットを中心に話題の、イタリア発祥のトマトパスタである。
2024年9月23日、その『暗殺者のパスタ』がカップヌードルになって登場! トマト好きとしてこれは見過ごせない……というわけで、日清にお願いして発売前の『カップヌードル 暗殺者のパスタ風 ビッグ』を送ってもらうことにした。
・暗殺者のパスタとは
まずはざっくり『暗殺者のパスタ』について説明しておこう。先述の通り『暗殺者のパスタ』とはイタリア生まれのトマトパスタのことで、最大の特徴はパスタを茹でずにフライパンで焦げ目をつけながら調理することである。
さらにトマトピューレやトマトケチャップなど、とにかくトマトを大量に使うことも特徴の1つ。その濃厚なウマさにハマる人が続出し、ここ1~2年ほどネットを中心に話題のレシピとなっているのだ。
ちなみに『暗殺者のパスタ』を実際に作ったGO羽鳥によると「油やトマトの飛び跳ねがすごかったから作るときは注意して!」とのこと。味については「トマトだね!」と記事には記載されていた。
・焦げは?
さて、その『暗殺者のパスタ』をモデルに開発されたのが『カップヌードル 暗殺者のパスタ風 ビッグ』で、メーカー希望小売価格は税抜き271円。通常サイズでの販売は無く、ビッグサイズのみの発売だ。
『カップヌードル 暗殺者のパスタ風 ビッグ』で気になるのは「どのように香ばしさを再現しているのか?」ということ。香ばしさが無くてはただのトマトヌードルになってしまう。
日清の発表によれば「焦がしたような香ばしい風味を加えることで、暗殺者のパスタの味わいを表現しています」とのことだが、冷静に考えて“焦がしたような香ばしい風味”とは……? ここは日清の腕の見せ所と言えるだろう。
というわけで、送っていただいた『カップヌードル 暗殺者のパスタ風 ビッグ』を食べてみることに。作り方は通常のカップヌードルと同様で、お湯を入れて3分待てばあっという間に完成だ。
・食べてみた
で、さっそく食べてみると、あたり前だが系統は「チリトマトヌードル」が最も近い。平たく言えば「スパイシーなチリトマトヌードル」といったところだろうか?
そして注目の “焦がしたような香ばしい風味” については「確かにいるけどいかんせん弱い」と感じた次第だ。確かに “ヤツ” はいる。どこにいるのかまではわからないが、香ばしさの気配は確実にした。
一方で、本物の焦げとは違い “香ばしさ” まで感じるには至らない。おそらくややビターな風味がヤツの正体だと思われるが、あまりにビター増しにしてしまうと苦みが出てくるため、ギリギリのラインを狙ったものと推測される。
とはいえ、カレーヌードルほどではないにせよドロリとしたスープが麺によく絡みつき『暗殺者のパスタ』が持つ濃厚さはしっかり表現されていた。また辛味に関してもヒィヒィ言うほどは強くない。
総じて『カップヌードル 暗殺者のパスタ風 ビッグ』は「香ばしさは気配程度だけど美味しいトマト系ヌードル」である。9月23日からの発売なので、気になる方はぜひどうぞ。
参考リンク:日清食品
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.