【写真コラム】「にいがた酒の陣2024」参加レポート
【写真コラム】「にいがた酒の陣2024」参加レポート
今年は新潟県内の酒蔵78蔵が出店した「にいがた酒の陣2024」。開催2日間を午前の部、午後の部の計4ブロックに分け、それぞれ4000人の入場者で計1万6000枚の前売りチケットを発売したが、開始から2日で完売した。
県内外から集まる酒豪たちが目指すは、朱鷺メッセのにいがた酒の陣ブース。入場待ちの最後尾は、柳都大橋のたもとにまで列が連なっていた。長い行列に加え突風が吹き、外での待ち時間がとても辛く感じた。
「にいがた酒の陣」の入場口へ続く行列の様子
恒例の「にいがたの陣」の門
開催式の様子、今年2月行われたMiss SAKE(ミスサケ)新潟大会で選ばれた3名が華を添える
高の井酒造の田友シリーズ、飾り付けとライトアップが目を引いていた
こちらは魚沼小千谷で契約栽培した県外不出の酒造適合米品種「越淡麗」を100%使用した高の井酒造の田友シリーズ。
新潟の酒は、「五百万石」という品種を酒造米として使用する「淡麗辛口」の人気が高い。しかし最近の日本酒は、若者や女性にも楽しんで呑める「山田錦」を代表とする酒造米で甘目でフルーティーな日本酒の人気も高まっている。
このような背景から、新潟県が育成した酒造米が「越淡麗」だ。新潟の酒の代名詞ともいえる、辛口淡麗の「五百万石」と「山田錦」を掛け合わせて育成された。
新潟県で「越淡麗」という酒造米が出来てから、「普通酒」から「大吟醸酒」に至るまで幅広く醸造出来るようになった。
下越酒造の麒麟本醸造濃熟オールド
下越酒造の麒麟本醸造濃熟オールドは、10年以上寝かせた長期熟成酒で2015年燗酒コンテストで「特殊ぬる燗部門」で最高金賞を受賞。一般的な燗酒より一つ格上の日本酒といえる。
今世司酒造の錦鯉と丹頂
菊水酒造(新潟県新発田市)「ふなぐち一番しぼり」のかぶり物を着て楽しむ来場客
物販をする新潟県漬物工業協同組合の2人
「にいがた酒の陣」の会場の朱鷺メッセ、多くの来場客の熱気があふれていた
「にいがた酒の陣2024」のキャッチコピーは、「話せばもっと好きになる。」
手に酒と肴を持ち嗜んでいる人たちが陽気に会話を楽しんでいる様子が多くみらてた。
ノーマスクでの完全復活となった「にいがた酒の陣」。会場は、久しぶりの熱気と笑顔が溢れていた。
(文・写真 伊舞静華)
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