19年ぶり新会長「新旧つなげる取り組みを」 名張市観光協会
三重県の名張市観光協会は6月21日、新たに就任した市橋雅美会長(59)(賛急屋代表)、伊藤英次副会長(53)(手づくり農園代表)が北川裕之市長を表敬訪問した。会長交代は19年ぶりで、新体制での抱負や今後の取り組みなどについて懇談した。
1962年に名張市観光協会と赤目観光協会を再編した「赤目・香落観光協会」を母体に、2005年に社団法人として設立。同市の観光情報の発信や、ボランティアガイドの支援、観光商品の販売促進、近鉄名張駅西口にある「なばり観光案内所」(同市平尾)の運営などを担ってきた。13年に一般社団法人化し、現在は会員123社と賛助会員5人で構成されている。
6月3日の定期総会の役員改選で、玉置英治前会長(対泉閣)が退任し、これまで13人だった役員を7人に減らすことを決めた。懇談の中で、市橋会長は「観光と物産を両面でPRし、その時々で必要に応じて変化させながら、新旧をつなげていけるような取り組みをしていきたい」と思いを話した。
今後の事業について、市橋会長は「催事に長けた人、ツールやアイデアを持った人はたくさんいる。まずは地元や近郊の方に足を運んでもらい、外へも広げていけたら」と語り、北川市長は「水族館がオープンした赤目滝を始め、各地域でさまざまな変化やチャレンジが始まっている。市内全体の活性化につながるよう、新たな発想で新しい取り組みや仕掛けをお願いしたい」と思いを伝えた。