“あったら便利”なDIYグッズ10選！作業効率が格段にアップ
DIYを始めようと思ったら、まずは工具を揃えるところから。最近の工具は、使いやすさと作業効率を両方叶えるものが多く、持っておくとつくれるアイテムの幅が大きく広がる。
DIYに便利なグッズは豊富にあるが、いざ購入しようとすると、どれを選べばいいか迷うこともあるだろう。手動や電動だけでなく、選ぶポイントはさまざま。何をつくるかによっても、手に取る工具は変わってくる。
そこで今回は、あると便利なDIY工具を10種類セレクトした。工具の種類についても解説しているので、ぜひ参考にしてほしい。
【DIYをサポートしてくれる工具一覧】
DIY工具の選択肢は多いが、特に便利なのは、力のいる作業や負担になりがちな作業をスムーズにしてくれるもの。作業効率が上がる分、違うものをつくる時間を捻出できる。
以下では、数ある工具のなかから、登場頻度が多いものを厳選して紹介する。大掛かりに思える工具も、使い始めてみたら意外と簡単なことも。つくりたいものをイメージしながら、目を通してほしい。
電動ドライバー
電動ドライバーは、揃えておきたい基本ツールの一つ。ネジを締めたり、穴を開けたりがあっという間にできる。ボルト数が高いものはパワーが強いが、扱いに注意が必要だ。
電動ドライバーには、「ドリルドライバー」と「インパクトドライバー」の2種類がある。初心者でも使いやすいのは、ドリルドライバー。コンパクトなものは、男女問わず使えるのでおすすめだ。
インパクトドライバーは、パワーが強く、ハンマー機能を備えているのが特長。打撃の力によってネジを締め付ける。大型家具にもおすすめだが、扱うには慣れとコツがいる。
のこぎり
のこぎりは、木材のカットに欠かせない。手動と電動があるが、電動タイプは作業を効率的に進めたい人におすすめだ。
木材を切断する電動工具としては、「ジグソー」や「丸ノコ」が代表的。ジグソーは、曲線ラインの切断や切り抜きに向いている。刃が上下し、のこぎりのように切っていく。初心者にも比較的扱いやすい。
丸ノコは、円盤状の刃が回転する。直線を切るために使うことが多く、キレイに切れるので、効率重視の人にぴったり。扱いに注意が必要なため、どちらかというと上級者向けの工具といえる。
コンベックス
コンベックスは、鉄製のメジャーのことだ。布製やビニール製の巻尺とは異なり、垂直の測定が可能。DIYで、長さを測りたいときに欠かせない。家具の購入や引越しでも重宝するため、備えておくと便利だ。
サンダー
木材を研磨するサンダー。表面の凹凸やザラつきを整えるのに使用する。机や棚をつくりたい人は、持っておきたい工具の一つだ。表面を磨くという時間のかかる作業を効率的に行うことができる。なかには、粉塵を集める機能が付いた便利なアイテムも販売されている。
クランプ
クランプは、材料の固定に使用する。作業時に手や足で押さえる必要がなくなるため、一人で作業をするときにおすすめ。接着剤を圧着するのにも便利。F型やC型など、種類がさまざまなので、自分にとって使い勝手の良いものを選びたい。
水平器
水平になっているかどうかを確認するための水平器は、棚の取り付けに欠かせない。アナログからデジタルまでがあり、価格帯もさまざま。使用頻度に合わせて、コスパも考えて選びたい。DIY目的であれば、300〜600mm程度のものを選ぶのがおすすめ。
さしがね
さしがねは、L字型の定規。片側を引っ掛けて使うと、簡単に垂直の線を引くことができる。主に、材料に印を付ける墨付けの作業に使用する。
タッカー
タッカーは、ホチキスのような形状をした工具。一般的なホチキスと違い、木材に打てるのが特長。板を張り合わせたり、布を貼り付けたりが簡単にできて便利だ。
その他
ほかにも、例を挙げるとキリがないくらい、さまざまな工具が存在する。複数の作業を行えるマルチツールも登場しているので、頻繁にDIYを行う人はチェックしたい。また、工具箱や作業台、作業用手袋などを揃えておくと、さらに作業効率がUPする。
初心者には、工具セットもおすすめ。一つひとつの用品を選ぶ手間を省けるうえに、DIY以外のちょっとした作業にも使えて便利だ。
【DIY工具のおすすめ10選】
ここからは、作業効率を上げてくれるDIY工具を10種類紹介する。初心者向けのものからプロ仕様まで、幅広くセレクトした。
京セラ ドライバドリルキット FDD-1010KT 646051A
ネジ締めや穴開けなどの軽作業におすすめの電動ドライバー。14種類のビットやソケットがセットになっているのがポイント。キーレスチャック式なので、ビットの交換も簡単に行える。さまざまなシーンで使いやすい。
2.5mのコードが付いており、コンセントに差し込めばいつでも使うことが可能。充電の手間を省きたい人や、使用頻度が高い人にぴったりだ。
マキタ 充電式ペンインパクトドライバ TD021DSHSP
コンパクトでパワフルなインパクトドライバー。バッテリーを入れても、約0.54kgと軽量。ペン型かつ充電式で、持ち運びにも適している。回転と打撃により、作業効率を格段にアップさせる。無段階で速度を調節できるほか、手回しドライバーとして使えるのもポイントだ。
LEDライトが付いており、作業時に明るく照らせるのも特長。左右・両側面スイッチが採用されているので、右利きでも左利きでも使いやすい。機能性に優れたインパクトドライバーだ。
comcon 充電式チェーンソー 18V CG-EJT200
木材を素早く切断できるチェーンソー。18Vのハイパワーで、切れ味が抜群。DIYだけでなく、庭木の手入れや伐採にも幅広く活用できる。サブハンドルが付いているので、両手で扱え、安定感のある操作が可能。刃渡り約18cm、全長約40cmとコンパクトで、軽量なのも嬉しい。充電式で持ち運びやすいのもポイントだ。
誤作動を防止する、Wスイッチ方式が採用されているのも特長。安全性に配慮されており、気軽に使いやすい。
YUHUI 充電式コードレスサンダー 21V
マルチに活躍するサンダー。木材の研磨や塗装剥がし、さび落としなど、さまざまな用途で使えるので、DIYの幅を広げてくれる。人間工学に基づいたデザインが採用されており、片手で楽に操作できるのがポイント。強力なパワーにより、広い面積をスムーズに磨き上げられる。細かい研磨もお手のものだ。
自動集塵機能を備えているのも特長。集塵ボックスが作業中の粉塵を集めるだけでなく、飛散も防ぐ。掃除の負担を軽減したい人にもおすすめだ。
ブラックアンドデッカー コンパクト・オービタルジグソー KS701PE-JP
コンパクトでありながらも、ハイパフォーマンスを実現しているジグソー。上下に動くブレードで簡単に木材を切断できる。ワンタッチクランプが採用されており、ブレードの着脱がしやすいのがポイント。導入角度を4段階で調整できるのも魅力だ。
扱いやすさにこだわった設計なので、DIY初心者にもおすすめ。作業時の振動が少ないのも特長。平行定規やブレード3種、集塵機アダプターなどの便利グッズが付属している。
タジマ コンベックス Zコンベ-25 5.5m
ストロングテープが採用されているコンベックス。しっかりとしたつくりなので、垂直に測りやすく、大きなものの測定にも重宝する。メートル目盛のほか、尺相当目盛が付いているのも特長だ。
テープの引き込みスピードを調節できる「低速ボタン」や、落下時に爪を守る「フットガードバンパー」など、使いやすさのための工夫が満載。滑りにくく、傷つきにくい、一体成型ボディで耐久性が高いのもポイントだ。
シンワ測定 曲尺平ぴた シルバー 50cm
ものづくりの街といわれる新潟県の三条・燕地域で、定規や水平器などの製造を手がける「シンワ測定」から販売されているさしがね。
長枝は50cm、短枝は25cm。薄く平たい仕様であるほか、適度に弾性があるので、さまざまな材料に張り付きやすい。墨付けやケガキ作業をスムーズに進められる優れものだ。ステンレス製で、耐久性が高いのもポイント。
SK11 角箱屋ショート柄ハンマー HSE-2
手になじみやすいハンマー。柄が短く、軽い力で扱いやすいのがポイント。ハンドル芯には衝撃吸収性に優れたグラスファイバーが、グリップ部分には高品質樹脂が採用されている。強度が高く、耐久性にも優れている。
道具袋に収まるミニマムなサイズ感で、保管場所を取らないのも嬉しい。DIYのみならず、アウトドアシーンにもおすすめ。持っておくと、さまざまな用途で使えて便利だ。
ボンダス DIY用クランプ No.62401
世界70カ国以上で展開している工具メーカー「ボンダス」。NASAからの依頼で製品を開発するような実績と伝統のあるメーカーだ。本製品は、そんなボンダスのクランプのなかでも軽工業やDIY向けとしてつくられている。
最大締付圧5000Nという抜群の締付力がポイント。ギザギザなレールと、安定感のあるアームが特長。プラスチックキャップが付いており、締付部分を保護する仕様となっている。第3の手として、DIYの強力な助っ人になってくれるだろう。
藤原産業 工具セット E-Value ETS-24H
DIYツールを専門とする「藤原産業」の工具セット。ドライバーやラジオペンチ、ハンマーなどの24点がセットになっている。工具専門店の厳選された工具が揃っているので、これからDIYを始めたい初心者におすすめ。DIYだけでなく、自宅のさまざまなメンテナンスに活用できるのも嬉しい。備えておけば、いざというときにも重宝する。丈夫なハードケースに入っており、すっきり収納できるのも高ポイントだ。
【自分にぴったりの工具を手に入れてDIYをもっと楽しく】
DIY工具はすべてを揃える必要はないが、あると便利なものばかり。特に、電動ドライバーやコンベックスなどの基本の工具は使用頻度も汎用性も高く、持っておいて損はない。工具の有無で、DIYのクオリティも格段に変わるだろう。
しかし、DIY工具は安いものではなく、揃えれば揃えるだけコストがかかる。必要に応じて買い足しながら、快適なDIY環境を整えていきたいものだ。