県内公立高校の『2025年度一般入試』で、再編で新設される「6校」のうち5校が「定員割れ」になったみたい
兵庫県内公立高校の『2025年度一般入試』で、再編により25年度に新設される6校のうち、5校で一般入試の出願者が定員割れしたことがわかりました。
県は県立高校を対象とした再編計画を進めており、2025年度には、2校が統合する「北神戸総合」「神戸学園都市」「西宮苦楽園」「播磨福崎」、3校が統合する「三木総合」「姫路海稜」が新設されます。
新設6校
・北神戸総合(神戸北/神戸甲北が統合)
・神戸学園都市(伊川谷/伊川谷北が統合)
・西宮苦楽園(西宮北/西宮甲山が統合)
・三木総合(三木北/三木東/吉川が統合)
・姫路海稜(姫路南/網干/家島が統合)
・播磨福崎(福崎/夢前が統合)
※「姫路海稜」は統合案の発表当時は「姫路海城」。商標権で指摘を受け校名が再検討された。
2025年度 一般入試志願状況
校名学科定員志願者数
(変更後)2025年度
倍率北神戸総合
(神戸北/神戸甲北)総合2051730.84神戸学園都市
(伊川谷/伊川谷北)普通2801590.57西宮苦楽園
(西宮北/西宮甲山)普通2402501.04三木総合
(三木北/三木東/吉川)総合169900.53姫路海稜
(姫路南/網干/家島)普通2802300.82播磨福崎
(福崎/夢前)普通2001640.82
※兵庫県教育委員会発表「兵庫県公立高等学校学力検査等の志願状況等(3月12・13日実施)」から抜粋
県教委が発表した「公立高校入試の志願状況」によると、6校のうち倍率1倍を超えたのは「西宮苦楽園」のみで、普通科が「1.04倍」でした。
定員割れの5校のうち、3校は普通科の「神戸学園都市」(0.57倍)、「姫路海稜」(0.82倍)、「播磨福崎」(0.82倍)。2校は総合学科の「北神戸総合」(0.84倍)、「三木総合」(0.53倍)となったそうです。
2025年度 推薦入試受験状況
校名学科定員志願者数
(変更後)2025年度
倍率神戸学園都市
(伊川谷/伊川谷北)文理探究40411.03西宮苦楽園
(西宮北/西宮甲山)文理探究40681.70姫路海稜
(姫路南/網干/家島)地域科学探究40561.40播磨福崎
(福崎/夢前)文理探究40350.88
※兵庫県教育委員会発表「兵庫県公立高等学校推薦入学等の志願状況等(2月17・18日実施)」から抜粋
新設6校は2月の「推薦入試」でも生徒を募集。総合学科の2校を除く4校は「普通科新学科」で募り、神戸学園都市(文理探究)が「1.03倍」、西宮苦楽園(文理探究)が「1.70倍」、姫路海稜(地域科学探究)が「1.40倍」と、うち3校で倍率1倍を超えました。
全日制全体でも、129校 192学科のうち、半数近い「94学科」で出願者が定員割れになっているそうです。
報道によれば、県教委の担当者は、特色的な学科の魅力は広報できていたと感じるが、受験生にどう響いたか。また少子化の具体的な影響は地域ごとにも違うため、現時点での分析は難しいとコメント。県教委は今後、背景を調査・分析していくとしています。