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西武の2024「年男」 蛭間拓哉、渡邉勇太朗の”浦学コンビ”が飛躍の時 守護神復活期す増田達至

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西武の2024「年男」

2年目の蛭間拓哉と青山美夏人が年男

2024年に「年男」を迎えるのは、2000年生まれの24歳、1988年生まれの36歳となる選手たちだ。2024年の干支は「辰」。辰年生まれの年男たちを球団ごとに紹介していく。今回は昨季パ・リーグ5位からの巻き返しを図る西武の選手を取り上げる(支配下選手のみ)。


西武では昨季ルーキーイヤーに一軍で活躍した蛭間拓哉と青山美夏人の2人が年男を迎える。早稲田大からドラフト1位で入団した蛭間は昨季開幕二軍スタートとなったが、6月下旬に初昇格して以降、一軍に定着。56試合に出場して打率.232、2本塁打、20打点と1年目としてはまずまずの数字を残した。

1番や3番など上位打線も任されるなど、将来の主軸候補としての経験も積んだ23歳。1月の自主トレでは尊敬するチームの先輩、栗山巧のもとでさらなるレベルアップを図り、外野のレギュラー奪取を目指す。

亜細亜大からドラフト4位で入団した青山は昨季開幕一軍を勝ち取ると、オリックスとの開幕戦でいきなり守護神を任された。その後も多様な起用法に応えて39試合に登板、0勝1敗3セーブ1ホールド、防御率2.96の成績を残し、一軍でシーズンを完走した。

今季は先発に転向予定。昨年11月に参加した台湾でのウインターリーグでは、先発としての経験も積んだ。髙橋光成、平良海馬、今井達也の10勝トリオに、隅田知一郎、松本航、ルーキーの武内夏暉らライバルは多いが、1年目に得た自信を胸にローテ奪取へ挑む。

通算200セーブまであと6に迫る増田達至

プロ3年目を迎える佐藤隼輔、6年目の渡邉勇太朗も2000年生まれの年男だ。佐藤は2年目の昨季47試合に登板し、1勝2敗18ホールド、防御率2.50と貴重な左の中継ぎとしてブルペンを支えた。11月には侍ジャパンの一員として、アジアプロ野球チャンピオンシップにも出場し、貴重な経験を積んだ。今季は年間通して勝ちパターン入りし、初のタイトル獲得を狙いたい。

渡邉は5年目の昨季、三軍も経験するなど苦しいシーズンを送ったが、シーズン終盤に一軍へ昇格。2試合に先発して1勝0敗、防御率0.82と安定感のある投球を見せていた。浦和学院高時代のチームメート、蛭間とともに今季は自身のポジションを確立し、飛躍の年としたい。

チーム唯一の1988年生まれとなる増田達至も年男だ。昨季は春先から不安定な投球が続き、8月には6登板で1勝3敗1セーブ、防御率18.69の成績で二軍落ち。以降一軍登板はなく、40試合に登板して4勝4敗19セーブ6ホールド、防御率は自己ワーストの5.45に終わった。

プロ11年間で194セーブを積み上げてきた右腕が今季目指すのは、もちろん守護神への返り咲きだ。佐藤、豆田泰志、田村伊知郎ら若手の台頭、さらに新助っ人2人が加入する中、再び9回のマウンドに立ち続けることができるか。ベテランの意地を見せたい。

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記事:SPAIA編集部

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