【厚木市、愛川町】「SAKURA」と「愛川ハーモニカアンサンブル」 西日本ハーモニカコンテストで1位に
関西ハーモニカ連盟が主催する「西日本ハーモニカコンテスト決勝ライブ」が8月10日に大阪府堺市内で開催され、小アンサンブル部門に出場した「SAKURA」(厚木市)と、大アンサンブル部門に出場した「愛川ハーモニカアンサンブル」(愛川町)がともに1位入賞を果たした。
同大会は隔年で開催されるコンテストで、決勝ライブには音源による予選を通過した応募者のみが出場できる。応募資格は、以前は九州から関西圏までの居住者か連盟会員のみだったが、前回から出場資格が全国に拡大された。今年は8つのカテゴリで競われ、当日の演奏をプロのハーモニカ奏者らが審査した。
小アンサンブル部門に出場した「SAKURA」は、厚木市ハーモニカ協会に所属する女性5人組。厚木市の3人に加え、静岡県と秋田県に住むメンバーで2019年に結成された。今回はチャイコフスキーのくるみ割り人形組曲より『花のワルツ』を披露し、見事に1位を獲得した。
代表の藤原尊子さんは「メンバー皆でコンテストに参加する目標を掲げて、曲を仕上げてきた。会場でのマイクの使い方や音の合わせの部分に課題はあったが、ここまで仕上げることができたことに満足している」と話していた。
大アンサンブル部門に出場した「愛川ハーモニカアンサンブル」は、厚木ハーモニカ委員会の岡本吉生会長が率いる14人のグループ。今年1月には結成30周年を迎えた。
今回はスメタナのわが祖国より『モルダウ』を披露し、1位を獲得。また、全部門を通じて2番目の高得点者に贈られる「特別賞」も受賞した。
岡本会長は「平均年齢70代のグループですが、この大会に出ることを目標にしてきた。目標があると頑張れるということが実感できました」と話した。また、「2つのグループが1位を獲得したことで、関西の人にも『ハーモニカのまち厚木』をアピールできた」と笑顔を見せていた。