【クレープの日】神奈川の魅力再発見!地元食材にこだわるクレープと紅茶のお店「.17 Café(ドットイチナナカフェ)」
クレープは、子どもの頃から特別なおやつ。頑張ったときのご褒美、母の買い物を待つ間、ちょっと遠出をしたときに…。
あなたにとって、クレープの思い出はどんなものですか?毎月9のつく日は「クレープの日」。より身近なおやつにしたいと制定されました。
童心にかえる、横浜の個性豊かなクレープをご紹介します。
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横浜駅直結の商業施設「ニュウマン横浜」6階にある「2416MARKET(ニーヨンイチロクマーケット)」は、“もっと地元が好きになる”をコンセプトにした大型マーケット。
神奈川県の総面積2416k㎡から名付けられ、神奈川の魅力的なアイテムをはじめ、神奈川県産食材を使った飲食店が集合。
食品から衣料品、県内のクリエイターによる作品などが集まり、地元の人でも知らなかった新しい出会いのある場所だ。
このマーケットの入口すぐ右手に「.17 Café(ドットイチナナカフェ)」ができたのは2023年。気軽に、そして手軽に神奈川を味わえるフードとして素材にこだわったクレープ専門店をオープンした。
地元ならではの多角的な発信
なにげなく訪れた人も、ここで神奈川の魅力に気付き、新しい何かを発掘してほしい。
そうした思いから、地元では馴染み深い名産品はもちろん、横浜ではここでしか買えないような手作りの品がぎゅぎゅっと詰め込まれている。
神奈川県の農家さんが育ててくれた新鮮でみずみずしい野菜も届き、地元の人たちもそれを目当てに訪れるほど人気だ
「.17 Café」は、同エリア内にあるレストラン「2416MARKET PASTA&」で提供されていた人気のクレープを独立させ、よりクレープのバリエーションに力を入れたカフェ。
地元・秦野産小麦「ぼくらの小麦」と、神奈川県産生乳100%の「きんたろう牛乳 」をブレンドしたオリジナル生地は、毎日店内で仕込んでいる。
新鮮な果物や自家製クリームが味わえるスイートクレープに、そば粉を加えた生地で包んだボリューム満点のデリクレープもあり、ランチにも利用しやすい。そんなクレープに合わせるドリンクもイチオシだ。
種類豊富な紅茶は大磯に店舗を構える「TE HANDEL(ティーハンデル)」のもの。
スウェーデンへの留学経験があるオーナーが北欧の紅茶文化を伝えたいと、スウェーデンのティーブレンダーと協働して日本人の嗜好に合う味わいに仕上げた紅茶ブランド。厳選素材で生み出されるオーガニックのオリジナルブレンドティーは、ハーブやスパイス、フルーツや花などが絶妙なバランスを配合され、どれも優しくまろやかな味わいなのが特徴的。
クレープのような素材が活きる味にそっと寄り添ってくれる。こちらではぜひ紅茶とのペアリングでクレープを楽しんでみてほしい。
なんといっても生地!厳選素材のクレープと紅茶(イラストあり)
今回いただいたのは
●アールグレイとお砂糖 ¥750(税込)
●ガムラスタン ¥450(税込)
神奈川県のおいしさを存分に味わえる生地が主役のメニュー。
スタンダードな「発酵バターとお砂糖」と並び、最近メニューに追加されたという紅茶にこだわりを持つクレープ店ならではのオリジナルだ。
バターを塗った生地に「TE HANDEL」のアールグレイ茶葉とブラウンシュガーを振りかけ、シンプルながら奥行きのある味わい。
フチはカリッとし、ひと口目から茶葉の味がするほど端までたっぷり。生地はやや厚みがありふっくらもちもちとした食感。
パンにも使われる小麦ならではの特徴がクレープにも表れており、小麦の香ばしさと口どけのよさで食べれば食べるほど味わいが出てくる。
バターのみずみずしさがじゅわっと溢れ、ブラウンシュガーの穏やかな甘さも奥に行くほど濃厚に。
紅茶はクレープの熱で一層芳醇かつフルーティーな香りを漂わせ、噛むことでさらに香りが立つ。
茶葉の食感、バターの塩気から砂糖の甘味への移り変わり、後味の華やかさを繊細に感じさせてくれる。
紅茶は「TE HANDEL」の「No.01 GamlaStan」をチョイス。有機中国茶に苺やワイルドベリーの葉をブレンドした、やさしく甘い香りが魅力の一杯。
「ガムラスタン」とはスウェーデン語で「古い街」を意味し、ヨーロッパの街並みを連想させるような上品さと懐かしさがある。
ほのかな甘味と清涼感があり、、すっきりとした風味。良質な茶葉の安定した味わいが、クレープの余韻を包み込んで口内に留まらせる。
「TE HANDEL」の紅茶は「2416MARKET」内で購入が可能。袋の中にティーバッグが3個入っており、付属の紙クリップで口をとめて保存できる。ギフトにはメッセージカードを挟むこともできるので、プレゼントとしてもおすすめ。
気になる紅茶があれば「.17 Café」のスタッフさんに声をかければ香りのお試しもさせていただけるとか。そうしたところからも「神奈川の魅力を伝えたい」「実際に味わってほしい」という気持ちが伝わってくる。
ちなみにカフェのラインナップは単品販売にはない、その時の仕入れによって変わるメニューもあるので要チェック。
2416のその先へ
「.17 Café」は、神奈川県の総面積「2416k㎡」に続く「2,416.17km²」から命名されたそう。
この場所を起点に、神奈川の商品だけでなく生産者さんのことも知ってほしいという思いが込められている。観光で横浜を訪れた人が「今度はこの場所に行ってみよう」と足を伸ばしてもらいたい。地元の人でも知らなかった、隠れた魅力への気付きの場にもなってほしい。
神奈川の中心地である横浜から神奈川全体に目線が広がっていくことを願ってできた、地元愛に満ち溢れた空間。地元をもっともっと好きになってもらえるよう、私ももっともっと神奈川を推していきたい。
WRITER:まるやまひとみ
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【SHOP INFORMATION】
SHOP:.17 Café(ドットイチナナカフェ)
ADDRESS:神奈川県横浜市西区南幸1-1-1 NEWoMan YOKOHAMA 6階
OPEN:【平日】11:00~20:00【土日・祝】10:00~20:00
CLOSE:施設休館日に準ずる