「楽園晩御飯」奥八女にある五感で味わうインドミールス(福岡・八女市)【Oasis~心の休息地をめぐる旅~】
福岡県八女市の山間部。「奥八女」と呼ばれる地域に、大田英資さんと美紗さん夫婦が営む完全予約制のカレー屋と民泊「楽園晩御飯」があります。かなり年季が入った古民家の入口では、看板犬のニコとゼンがゴロゴロと日向ぼっこ。自宅券店舗の屋内では、息子・創くんが元気いっぱいの笑顔で出迎えてくれます。
農薬を使わずに米と野菜を自家栽培している大田夫妻。そんな田舎暮らしから生まれる、スパイスが効いた滋味溢れるカレーが「楽園晩御飯」一番のごちそうです。
「楽園晩御飯」のカレーは、茹でてから炊いたバスマティライスに、素材や味が違う数種類のカレーやラッサムを組み合わせる「インド式ミールス」。
パパド(豆せんべい)を手でパリパリと割りながら、全体にふりかけ、具材と一緒に少しずつ混ぜながら食べ進めるのがミールスの正しい楽しみ方です。辛さを緩和してくれるダル(豆)カレーやヨーグルトを組み合わせた時の味の変化も面白いところ。酸味、塩味、旨味、甘み、苦味、それぞれの素材の味わいと食感をしっかりと堪能できます。〆に出された美紗さんお手製のデザートも絶品。毎週木曜日には八女市役所で弁当販売をしていたり、近くのキャンプ場から注文が入って配達することあるそうです。
4年前まで福岡・薬院でカレー屋をしていたという大田夫婦。移転先に古民家を探していた時に出会ったのが奥八女だったそうです。「こんな山の上に茶畑が広がる景色を見たことがなかったから、それがすごくいいなって思って」と英資さん。すぐにこの地域が気に入った二人は、店が休みの日に奥八女に通う生活を1年ほど過ごし、コロナ禍を機に移住を決意。地元の人々の協力を得ながら米づくりや茶畑づくりに挑戦してきたそうです。
とっておきのカレーに出会えるのはもちろん、宿泊できるのが「楽園晩御飯」のいいところ。店名には「夜を一緒に楽しみましょう」という想いも込められています。「草刈りをするのも大変で、しんどいと思う時もある。でも、綺麗になったほうがいいなって。そういうのも含めてここを訪れる人に楽しんでもらいたい」。この静かな奥八女という地で、日常を忘れてのんびり過ごしてほしいとも語ってくれました。
庭に出ればヤギや鶏が居て、周りを見渡すと茶畑が広がる景色。人も自然もゆったりとしていておおらかな空気が流れている。本当に楽園のような時間と空間がここにはあります。
■楽園晩御飯
住所 福岡県八女市黒木町笠原11160−1
営業時間 10:00〜22:00(※完全予約制)
Instagram @rakuyen_bangohan
https://www.instagram.com/rakuyen_bangohan/
Webサイト
http://rakuyen.space
※営業時間・定休日・記載の内容などは変更している場合がございます。事前にご確認ください。
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【Oasis】
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