愛猫が望んでやまない『最高に幸せな猫生』5つの条件 飼い主としてサポートできることは?
愛猫が望んでやまない「最高に幸せな猫生」の条件
愛猫にとっての「最高に幸せな猫生」とは何か。
恐らくこれは猫の飼い主にとって、永遠のテーマではないでしょうか。現代の家猫達はどのような暮らしを望み、私たち飼い主に何を求めているのでしょうか。
そこで今回は、猫の習性を元に、猫が望んでやまない「最高に幸せな猫生」を叶えるための条件を紹介いたします!
1.安心安全な環境
猫は、自ら進んで危険な環境へ足を踏み入れようとはしません。完全室内飼育が定着しつつある現代では、外出願望はほぼ薄らいでいると思われます。
現代っ子の猫がまず望むのものは、安全かつ安心できる環境です。過ごしやすい室温の中、のんびり暮らすことが平和な日常といえるでしょう。
この世界観を壊さないためにできることは、可能な限り猫ファーストでいることです。昼寝の邪魔をしない、猫が嫌う音に注意するなどの配慮を心がけてください。
幸せな猫生を叶えた猫は、よく「床に落ちている」といわれています。皆様の愛猫はどこでも自由に寝られるほうですか?
2.適度な刺激があること
のほほんとした暮らしも良いですが、若い猫は本来持ち合わせた狩猟本能も発揮したいところ。そのため、適度に遊べる空間がなければ退屈になってしまいます。
ひとり遊びをさせる際は誤飲のリスクが少ない蹴りぐるみや知育玩具、一緒に遊ぶのであればカシャカシャぶんぶんのような系統のおもちゃで遊ぶと喜んでくれるでしょう。
さらに、ひと狩り(遊び)を終えてから、ご飯タイムにすることもおすすめです。自ら獲物を獲得したと思わせることで、満足度ややる気をアップさせることができます。1日1回分の食事だけでも、実践に近いスタイルを取ってあげると良いかもしれません。
3.トイレが清潔であること
猫は外敵から身を守るために、においには敏感なところがあります。その最たるものがトイレです。
猫は、常にトイレが清潔であることを望んでいます。汚れたまま放置すると排泄を我慢するようになり、限界に達すると粗相をしてしまうことがあります。
最悪のケースでは膀胱炎や尿路結石を招く恐れもあります。愛猫の幸せと健康長寿の向上を叶えるためには、トイレ掃除の攻略が必須条件になりそうです。
排泄に気づいたら早めに除去すること。留守番時間が長いご家庭では、トイレの数を増やすか砂を増量して対応するように心がけてみてください。
4.お腹いっぱい食べられること
いかなる動物も、食料がなければ生きられません。猫にとってもやはりお腹いっぱいになれる喜びは重要で、そこが満たされないと思いもよらぬイタズラに発展する恐れがあります。
猫の場合は1日〇回というスタイルにとらわれず、目安となる摂取量の範囲内であれば何回に分けてもOKです。むしろ、そのほうが自然な食習慣に近づけて満足感が高まります。
くれぐれも肥満に気をつけながら、愛猫が満腹になれるように工夫してみてください。
5.甘えたい時に甘えられること
野生の猫と家猫の最大の違いは「自由に甘えられること」です。いくつ年齢を重ねたとしても子猫のように周囲を頼ることが許されていることが家猫の特権です。
事実、幼い頃から人と暮らす猫は親離れをすることがありません。そのため、「甘えたい時に甘える」という願望が叶うことが、猫にとっては最高に幸せな瞬間なのです。
また、猫と触れ合う時間は、私達人間にとっても至福のひとときですよね。1日1回はスキンシップを取る時間を作り、お互いに癒しを追求していけると良いですね。
まとめ
現代の家猫は、外に対する執着が薄らいだ代わりに、室内での安全や安心感を求めています。愛猫が寛げる空間(縄張り)を確保することは重要で、誰にも邪魔されない場所を用意してあげるとこが大切です。
そして、食事やトイレにまつわる環境もまた、猫の健康長寿を左右する重大事項になります。本能的に綺麗好きな猫にとって清潔なトイレは必須ですし、いつでも美味しいご飯が食べられることもこの上ない幸せにつながります。
これらを実現するためには、基本的なお世話をしっかりこなしていくことが大切です。
家猫が「最高に幸せな猫生」を叶えるには飼い主さんのサポートが欠かせません。愛猫の仕草や反応を見ながら、ぜひいろいろと工夫してみてください。