【八代市日奈久】なつかしさ全開!昭和の名残溢れる「桑庵」のラーメンは一杯650円!
時代は令和。AIの進化などにより、文明が目まぐるしく発達した昨今。情報化社会で最新の情報を押さえておかないと変化する時代についていけない、そんな世の中になりました。 でも正直…ついていけねぇよ。 ついていけねぇんだよ、文明発達しすぎてよぉ。 忙しなく世の中回りすぎな。 もっとゆとりをもって生きていこうぜ、人類。 わたくしのように日々変わりゆく世の中に疲れてしまった、という方もいらっしゃることでしょう。 そんな時は、なつかしさに浸って癒されたい。 癒しを求めて、とあるお店へ行ってきました。
「ただいま」と言いたくなる店内
やってきたのは八代市日奈久上西町。
温泉で有名な日奈久。からくり灯篭と呼ばれるオブジェが、日奈久温泉!と宣伝しています。
通りに入ればすぐ温泉。それにしてものどかで良い町並み。 その温泉街の一角に、
何ともなつかしさ漂う外観のお店がございます。
「桑庵(そうあん)」というお店です。赤提灯に書かれたラーメンの文字、不思議とお腹が空いてきます。
暖簾をくぐって中へ。
年季の入った木製のタンスがお出迎え。
壁掛けの時計やお酒のポスターが醸し出す昔ながらのラーメン屋感。
詰まれているたくさんの雑誌も良い味出してます。
壁にはホークスの横断幕。
てっきりご主人がホークスファンかと思いきや、これらのホークスグッズはご近所のお客様が置いて行かれたのだそう。
地元の方にも愛されていることが伺えますね。それにしてもホークスグッズ多すぎ。めっちゃファンやん。
5人掛けテーブル1卓、
2人掛けテーブル1卓、
カウンター7席。
10人以上で宴会も予約できるんですって。この畳の部屋の感じ、実家に帰ってきたかのような雰囲気。
カウンター越しに見える戸棚も、家庭感があって落ち着きますね。
らーめん the エモーショナル
桑庵のメニューがこちら。
カレー、チャーハン、焼きそば、ちゃんぽんなど数多くのメニューがある中、ひと際目を引く存在が。 ラーメン650円!?今やラーメン1杯でお札1枚なんてことも珍しくないこの物価高のご時世。それなのに桑庵のラーメンは、安いと思わせるあの頃のまま。価格でさえもなつかしいです。 迷わずラーメンを注文。
桑庵ラーメンの登場です。龍が描かれた器もどこかなつかしさを感じます。
麺は中細麺。程良い茹で加減で、モチっとした歯応えが特徴。
重めでパンチの効いたパワフル系豚骨とは対照的に、あっさりとした飲みやすい味わいのスープ。このあっさりの秘訣は、豚足・キャベツ・玉ねぎを煮込んでいるから。豚足のコラーゲンと野菜の甘みを最大限に引き出した甘くて優しい味のスープは、子供の頃に祖母が作ってくれたなつかしの味を彷彿とさせる美味しさです!
熟した黄身はそのまま食べても良し、スープに溶かしながら食べても良し。
肉厚のチャーシューも旨味たっぷりです。 これで650円なんて、このお店だけ時間が止まっているのかっ?!
温泉街の拠り所
郷愁を感じるラーメンを堪能し、すっかり癒されました。
看板にはちょっとBARとも書いてあります。
メニューにも一品料理があり、BARとしての一面も覗かせます。店主とおかみさんのイラストも愛おしい。 温泉に入った後の一杯にも最適なお店です。 実際に温泉観光に来られたお客様もよく来店されるとのこと。 地元の方にも観光客の方にも愛される素敵な桑庵。 まるでタイムスリップしたかのような昔なつかしの空間と味を味わってみてください。 きっと、現代の喧騒を忘れ、懐古の情に浸ることができるでしょう。