【お出かけ情報】80年代高原リゾート地として名を馳せた清里で、ぴよちゃんの《いりやまさとし絵本原画展》に癒されよう!
山梨県と長野県の県境にあり、八ヶ岳の南麓に位置する〈清里〉は、標高1100m以上の高原で、夏は涼しい避暑地としてのイメージが強い。温暖化で以前よりは気温が上がり、夏も暑い日があったり、冬らしい寒さも少なくなっているようだが、朝晩の寒暖差は大きく熱帯夜も少ないところだ。
70年代後半から80年代にかけて若者を中心に〈清里ブーム〉が起きた。ペンションやタレントショップ、おしゃれカフェがオープンし、〈高原の原宿〉と言われる時期があったが、現在はブームも沈静化し、落ち着いた観光地になっている。
そんな清里に、「えほんミュージアム清里」が絵本原画を展示する美術館として1997年に開館し、2025年は28周年を迎える。「えほんミュージアム清里」は大小6つの展示室、ミュージアムカフェ、絵本グッズをそろえたショップなども併設し、館内外で絵本の世界を体感できるミュージアムだ。
2025年7月5日(土)~9月29日(月)には、「いりやまさとし絵本原画展」が開催されるが、7月26日(土)はミニ・コンサート&サイン会も開催。いりやまさとしは、「ぴよちゃん」「ダイナソーキッズ」シリーズの作者として知られ、パステルを使ったイラストと心温まるストーリーは、見ているだけで優しい気持ちになり、絵本ファンを魅了しつづけてきた。
▲『ぴよちゃんとひまわり』(Gakken)
世界累計発行部数1100万部(2025年6月現在)を越える人気絵本「ぴよちゃん」(Gakken)シリーズ、パンダと一緒に楽しく体を動かず「パンダたいそう」(講談社)シリーズ、個性豊かな恐竜の子どもたちと一緒に、気持ちについて考える「ダイナソーキッズ きもちのえほん」(Gakken)シリーズの人気3シリーズの原画約50点が一堂に会する。また制作の過程が垣間見られるスケッチや試作本も展示される。
夏休みのお出かけに、「いりやまさとしワールド」の優しい色彩に触れながら、親子いっしょに美術館体験を楽しみたい。
「いりやまさとし絵本原画展」
会場:えほんミュージアム清里
会期:2025年7月5日(土)~9月29日(月)
開館時間:10:00~17:30(最終受付17:00)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)※8月は無休
所在地:山梨県北杜市高根町清里3545-6079
電話:0551-48-2220
公式サイト:https://www.ehonmuseum.com/