緑ヶ丘女子 フェリス女学院大と連携 相互交流で女性教育強化
緑ヶ丘女子高等学校は22日、フェリス女学院大学(横浜市泉区)と高大連携に関する協定を結んだ=写真。同大学の講師による出張授業や学生・生徒同士の交流が促進され、相互の教育の質向上が期待されるという。
同校が大学と協定を結んだのは6校目。昨年には相模女子大(相模原市南区)、系属校の神奈川歯科大(横須賀市稲岡町)と締結している。大田順子理事長は「大学で専門性の高い学びを得る前の段階として、高校では生徒がさまざまな選択肢を考慮できる体制を整えたい」と意図を話した。今回の連携により、同校は連携校に向けた入学試験(総合型選抜)の対象校となる。
社会情勢の変化や少子化に伴い大学存立の課題に直面する中、同大の小檜山ルイ学長は高校との協定締結は大学側にもメリットがあると説明。「高校生から大学に触れてもらうことで『ここで学びたい』と思う生徒が増えてくれたら」と期待感を募らせた。