黒部峡谷鉄道が早朝トロッコ「朝焼け号」11月に3日間だけ運行 「猫又駅」も期間限定で乗降可能
黒部峡谷鉄道(富山県黒部市)は、2024年11月2日(土)~4日(月・祝)限定で早朝トロッコ「朝焼け号」を運行します。
少し肌寒い秋の早朝。黒部峡谷に昇る秋の朝日に向かってトロッコ電車が進みます。めいいっぱい呼吸すると、澄んだ空気が肺にくるのが分かる。見渡せば、彩鮮やかに輝く紅葉。そんな贅沢な朝の時間を、トロッコ電車で体験してみませんか? 乗る時間を変えるだけで、いつもと違う黒部峡谷に出会うことができそうです。
発着時間は、宇奈月駅7:41発、黒薙駅8:05発、猫又駅8:25着。猫又駅からは、8:43に出発し、黒薙駅9:09発、宇奈月駅に9:35着。折り返しの猫又駅は期間限定で、乗降可能になっています。
客室は普通客車とリラックス客車を選ぶことができます。
猫又駅について
猫又駅は工事関係者専用の駅として設置されており、通常では旅客が利用することはできません。そんなことから、同駅は鉄道ファンの間で「降りられない秘境駅」として知られています。
2024年1月に発生した能登半島地震の影響で「鐘釣橋」が損傷し、黒部峡谷鉄道は終点・欅平駅までの一部区間を運休することになりました。現在は宇奈月~猫又駅間で折り返し運転を実施しています。
同社は8月、全線再開まで一時的に猫又駅を乗降可能にすると発表しました。現在は駅に新たにホームを設置し、旅客も乗降できるよう対応しています。