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パレスチナ問題を通じて憲法を考える 県弁護士会が9月16日にシンポジウム

サンデー山口

高橋真樹さん

 シンポジウム「私たちの選択~パレスチナ問題から考える」が、9月16日(火)午後5時から7時まで開かれる。会場は山口県弁護士会館(山口市黄金町2)だが、Zoomでのオンライン聴講も可能だ。主催は山口県弁護士会で、日本弁護士連合会と中国地方弁護士連合会の共催。

 

 主催者は「今年は、第2次世界大戦が終結して80年の節目の年。日本は、先の戦争の反省から『二度と戦争をしない国になる』と誓い、憲法で戦争を放棄し、戦力を持たないことを宣言した。また、国連憲章においても、戦争は原則として違法とされている。ところが、いまだに戦争は無くならず、むしろ2020年以降、大国による隣国への侵攻、国際人道法に反する民間人への大規模な武力行為などが起こり、日々多くの市民の死傷者が出ている。イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃は現在も続いており、多数の子どもたちの命が奪われている」とし、このシンポジウムは「平和主義に立脚した日本国憲法の下で、軍事的抑止力とは異なる憲法理念にかなった方策について、パレスチナ問題を通じて考える」のを目的としている。

 

 講師は、ノンフィクションライターの高橋真樹さんが務める。高橋さんは、1973年東京都生まれ。国際NGOピースボートのスタッフとして世界約70カ国を訪れ、主に難民支援、核兵器廃絶、国際協力、平和教育などの分野で活動。2010年にフリージャーナリストとして独立し、「持続可能な社会」をテーマに、取材、執筆、講演活動を続けている。パレスチナには、1997年にガザを訪れて以来たびたび訪問。著書に、第8回平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞を受けた「イスラエル・パレスチナ平和への架け橋」(高文研)、「ぼくの村は壁に囲まれた-パレスチナに生きる子どもたち」(現代書簡)、「もしも君の町がガザだったら」(ポプラ社)など。

 

 聴講は無料だが、事前申し込みが必要だ。希望者は、応募フォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfZPukB9WnfvkBlujh3rKBHKii3x3MyHlwZZ9-eBGSQrm0kfg/viewform)で申し込む。問い合わせは、山口県弁護士会下関地区会(TEL083-232-0406)へ。

 

 主催者は「パレスチナ・ガザ地区では、病院が攻撃されるなど、死亡者は6万1000人を超えると言われている。現地に足を運んでいる高橋さんから、現状を聞くことのできる貴重な機会なので、ぜひ参加を」と呼び掛けている。

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