新潟県「新潟駅」周辺を散歩してみよう!歴史と文化を楽しめるおすすめの散歩・ウォーキングスポット8選
新潟県新潟市中央区に位置する「新潟駅」は120年以上の歴史を持つ新潟の玄関ともいえる駅です。駅周辺の再開発が進み、2022年には新幹線とすべての在来線の高架化が完了。2024年4月には、新潟土産や特産品、飲食店などのテナントが入った「CoCoLo新潟」がオープンしました。
約60年ぶりとなる新潟駅のリニューアル工事は、2025年7月現在も続いており、万代口の万代広場の整備などが行われています。これにより、バスと鉄道の乗り換えがしやすくなると予想されます。
新潟駅南口周辺では、オフィスや教育施設と一体化したタワーマンションの建設も計画されており、今後ますます便利なエリアへと発展していくでしょう。
駅の周辺には近代的な施設が次々と増えていますが、少し足を延ばせば新潟ならではの「歴史」や「食文化」に触れられるスポットも数多く残っています。
この記事では、生まれも育ちも新潟市で元不動産営業の私が、新潟駅周辺でおすすめの散歩スポットをご紹介します。
新潟駅周辺の散歩におすすめのスポット8選
今回おすすめする新潟駅周辺の散歩スポットは、「駅前・万代シティエリア」と「古町・新潟島エリア」で、同じ新潟駅周辺でも雰囲気がガラッと変わります。その日の気分によって行きたいスポットを選択することが可能です。
(1)~(6):駅前、万代シティエリア(新潟駅から徒歩30分以内のエリア)たくさんのお店と新潟の食文化、やすらぎの空間に触れられます。
(7)~(8):古町、新潟島エリア(新潟駅から徒歩30分以上のエリア)街並みが駅前とは一変して趣があり、大正から現代までの雰囲気を味わえます。
新潟駅付近の散歩スポット(1) CoCoLo新潟(駅構内)
CoCoLo新潟は、新潟駅に直結する大型の商業施設で、駅ナカや駅周辺に店舗があり「西館・本館・南館・中央・東」などに分かれています。
今回紹介するのは新潟駅構内にあるCoCoLo新潟。お土産から生活雑貨、飲食店など充実したラインナップの店舗がそろっています。
中でも、新潟ならではのお店として、私は「ぽんしゅ館」と「バル麺横丁」が気に入っています。新潟県民がこよなく愛する地酒が集まったぽんしゅ館では、店内でお酒の試し呑みをワンコインで味わえて、お酒好きにはたまらない空間です。休日のお昼からたくさんの種類のお酒を楽しめます。
また、新潟市は「ラーメン」の消費量が全国でもトップレベルという背景もあってか、「バル麺横丁」ではたくさんの種類のラーメンが楽しめます。
店舗名・施設名:CoCoLo新潟
所在地:新潟県新潟市中央区花園1-1-1 JR新潟駅構内
営業時間:ショップにより異なります。
新潟駅付近の散歩スポット(2) ラブラ万代
ラブラ万代は、ビルボードプレイス・ラブラ2・新潟伊勢丹といった商業施設とつながっていて、生活雑貨・洋服屋・飲食店・娯楽施設など、多くの店舗が入っています。
私は散歩中に立ち寄り、ここで1日過ごしてしまうこともあります。とても広い施設なので、ウィンドーショッピングをしながら歩き回るのも楽しいです。
施設名:ラブラ万代
所在地:新潟県新潟市中央区万代 1-5-1
営業時間:10:00~20:00
新潟駅付近の散歩スポット(3) ピアBandai
ピアBandaiは、海鮮やラーメン、定食屋などのさまざまな飲食店が立ち並ぶスポットです。新潟県産の新鮮な海鮮を買えるお土産店もあり、見て回るだけでも楽しいです。
佐渡で取れた新鮮な海鮮と、「コシヒカリ米」を味わえる寿司屋「弁慶」など、たくさんの新潟の食文化に触れられます。
施設名:ピアBandai
所在地:新潟県新潟市中央区万代島2
営業時間:店舗により異なります。
新潟駅付近の散歩スポット(4) やすらぎ堤
ここは日本でも3大河川のうちの1つで、日本最長の河川である信濃川を眺められるスポットです。休日に川沿いを散歩していると、気持ちがいいです。夏場になると新潟花火の会場など、イベントでも利用されています。
涼しい時期には、芝生を背に寝転ぶのも心地良かったです。また、萬代橋は古町と万代をつなぐ国指定の重要文化財に指定されており、古くから新潟の発展を支えてきた歴史が感じられる場所でもあります。
施設名:やすらぎ堤
所在地:新潟県新潟市中央区信濃町3の信濃川本川下流域
新潟駅付近の散歩スポット(5) 朱鷺メッセ
こちらの「朱鷺メッセ」は新潟県で一番高い建物になります。「朱鷺」とは、新潟県佐渡島に生息する鳥で、現在は絶滅危惧種の貴重な存在です。
建物内には、アーティストのライブなどが開催されるイベント会場や、宿泊施設が複合しています。朱鷺メッセの近くには、「佐渡汽船」乗り場があり、佐渡島へ向かうことも可能です。31階にある展望台からは、佐渡汽船の出航の様子を見られます。天気のいい日には、新潟市を一望できます。夜になると東区方面の工場夜景も楽しめるスポットです。
朱鷺メッセに来た際は、展望台にも登ってみてくださいね。朱鷺メッセを背景に、「what’s NIIGATA」のオブジェと一緒に記念写真を撮るのもおすすめです。
施設名:朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
所在地:新潟市中央区万代島6番1号
新潟駅付近の散歩スポット(6) 沼垂テラス商店街
かつては港町として栄えていた沼垂エリアは、現在もその面影を残して落ち着いた雰囲気です。昔ながらの長屋を活用して観光スポットにもなっているのが、「沼垂テラス商店街」です。
商店街には、喫茶店や居酒屋という飲食店、古道具を扱うお店など、約30店舗が立ち並んでいます。ゆっくり散歩をしながら、昭和の懐かしい雰囲気を味わいたい人におすすめです。
施設名:沼垂テラス商店街
所在地:新潟県新潟市中央区沼垂東3丁目5番
新潟駅付近の散歩スポット(7) 古町
新潟駅から徒歩30分の場所に位置する古町は、花街として栄えた歴史があり、新潟の商業の中心地にもなっていたそうです。ふるまちアーケードは、昭和の雰囲気を残すアーケード街になっていて、現代を感じる高層ビルなど、新潟の歴史の変遷と文化を散策しながら味わえるスポットです。
古町エリア内には古くから新潟を支えてきた店もあり、中には100年以上続く老舗も存在します。散歩の際は、古町エリアを散策し休憩がてらレトロな喫茶店に入り、昭和の雰囲気を楽しむのもおすすめです
所在地:新潟県新潟市中央区古町通
新潟駅付近の散歩スポット(8) 旧齋藤家別邸
新潟市の歴史的建造物の1つである齋藤家別邸は、大正時代の豪商である齋藤喜十郎が実際に住んでいた別荘です。こちらの邸宅付近は、新潟市の中でも特別な景観エリアとなっているので、当時のままの道や雰囲気を感じられます。
邸宅内は、春夏秋冬のどの季節も情緒溢れる景色を眺められます。特に、秋の紅葉は感動するほどきれいでした。邸宅内の庭も散策できるので、当時の豪商が眺めていた風景や、建物の美観を感じてみるのも楽しいですよ。
施設名:旧齋藤家別邸
所在地:新潟県新潟市中央区西大畑町576番地
営業時間:9:30~18:00(4月~9月)
9:30~17:00(10月~3月)
定休日:毎週月曜日・祝休日の翌日・年末年始(12月28日から翌年1月3日まで)
新潟駅周辺は昔ながらの食文化や歴史を楽しめるエリア
新潟駅周辺は、食文化や新潟の歴史を楽しめるエリアです。新潟駅周辺の環境整備が進み、利便性も増しつつありますが、その中にも「新潟らしさ」が分かる文化や景観が残っていて、長く住むほど愛着が湧いてきます。
気分によって散歩をするスポットを選ぶことができるので、気になるスポットがあれば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
この記事では画像に一部PIXTA提供画像を使用しています。