風水インテリアで玄関の運気をアップ!取り入れ方や注意点もご紹介
「家の顔」といわれる玄関は、風水においても運気が入ってくる重要な場所とされています。そのため、玄関の向きや間取りが気になる人も多いでしょう。
この記事では、玄関インテリアに風水を取り入れるポイントや注意点について解説します。
玄関におすすめの開運アイテムやNGアイテムもご紹介しますので、ぜひインテリアに取り入れてみてください。
運気のよい家については、以下の記事を参考にしてください。
>>運気の良い家の特徴|風水に良いインテリアで運気を上げる方法8選
風水における玄関の重要性
そもそも風水とは何か、風水で玄関が重要といわれるのはなぜか、解説します。
そもそも風水とは
現在、風水と呼ばれているものは、伝統的な風水に家相学の要素を加味したものです。
伝統的な風水は古代中国で発祥した環境哲学で、国の繁栄や人々の快適な暮らしのための知恵として受け継がれてきました。自然の摂理や風土に基づいて土地と建物の位置から吉凶を診断したり、平穏を保つ工夫を考えたりするために使われます。
日本古来の家相学は、家の方位と間取りから吉凶を判断する学問です。
伝統的な風水と家相学ではたとえば玄関の向きの調べ方も異なるため、専門家によって結果が変わることがあります。
風水における玄関の重要性
風水において玄関は、運気が入ってくる重要な場所です。幸運は玄関からやってきて、きれいに保たれていないと運気が素通りしてしまうといわれます。
また、玄関は外から入る厄が家の中に入らないよう、最初に落とす厄落としの場所です。
玄関はよい気も悪い気も入ってくるため、その家の運気を作用すると考えられています。家の中を整えてもよい気が入ってこなければ運気は上がらないため、よい気が通りやすくなるよう玄関を整えておくことは家全体の運気アップにとっても重要です。
風水的によい玄関のポイント
玄関に風水を取り入れるにあたり、基本として押さえておきたいポイントをご紹介します。
方角は東・南・東南が吉
玄関の方角は、風水的には鬼門と呼ばれる北東や裏鬼門と呼ばれる南西を避ければよいとされ、特に陽のエネルギーが入るとされる東・南・東南が吉方位といわれます。
なお、玄関の方角や間取りが風水的に気になる場合でも、運気を上げる色やアイテムを取り入れることでバランスを取ることが可能です。たとえば暗くなりがちな北向きの玄関であればピンクやオレンジを取り入れて、暖かみのあるインテリアを意識するとよいでしょう。
清潔に保たれている
玄関を清潔に保つことは、風水においてもっとも重要とされます。ほこりやゴミを溜めないことが重要なポイントです。
玄関はどうしても靴に付着した砂利や土が入ってしまいます。それをそのまま放置すると、ほこりやゴミ、悪い気と一緒に溜まり、運気を下げると考えられているのです。
掃き掃除はもちろん、定期的に水拭きをするなどして、清潔な状態を保ちましょう。
靴や傘が収納されている
玄関の土間は、風水では男性にとっては出世運、女性にとっては縁を表すといわれる重要な場所です。そのため、靴や傘を出しっぱなしにすると、自ら運気を下げてしまうことになります。
靴はすべて靴箱にしまうのが基本です。1日履いた靴の湿気が気になる場合は、風を通してから収納するようにしましょう。どうしても出しておく必要がある場合は、1人につき1足までとし、きれいに並べます。
傘はよく乾かしてから傘立てに収納するか、玄関の外に置き場所をつくるとよいでしょう。
明るい雰囲気が保たれている
玄関が暗かったり窓がなかったりすることは、生活環境としてはもちろん、風水的にもよくありません。玄関はいつも明るい雰囲気を保つことが大切です。
常設の照明のほかにやわらかくやさしい灯りの間接照明を取り入れると、さりげなく風水を取り入れられるうえ、インテリアとしてもおしゃれな雰囲気を演出できます。
よい香りがする
悪臭は邪気を呼び込みやすいといわれます。湿気や靴の臭いが気になる場合は、消臭剤を置くなどして対策をしましょう。消臭効果の高い備長炭や竹炭を飾ると、インテリアとしてもおしゃれです。
また、香りは邪気を払う効果があるといわれています。アロマやルームフレグランスなどを置いたり生花を飾ったりして、玄関によい香りを漂わせるのもおすすめです。
鏡の置き方には注意が必要
出かける前の身だしなみチェックに欠かせない鏡を玄関に置く人も多いですが、 風水上、置き場所には注意が必要です。
鏡を入り口の正面に置くと、せっかく入ってくる運を跳ね返してしまうため避けましょう。
なお、玄関を入って右に置くと人間関係や仕事運が、左に置くと金運がアップするといわれます。両側に配置すると合わせ鏡になってしまうため、どちらか片方にしましょう。
風水的に玄関に置くとよいとされるアイテム
風水の観点から玄関に置くとよいとされるアイテムは以下の通りです。
おしゃれな開運アイテムを選んで、インテリアとして取り入れてみるとよいでしょう。
玄関マット
玄関マットは悪い気を吸収し、厄が家の中に侵入するのを防ぐ効果があるといわれます。敷くだけと簡単なので、ぜひ取り入れたい開運アイテムです。
マットの色や柄、形は、上げたい運気によって選び分けるとよいでしょう。黄色系や紫は金運を、緑やオレンジは人気運を上げるといわれます。柄は人工的なものではなく、動物や植物など自然界にあるモチーフがよいそうです。開運したい場合は八角形、恋愛運を上げたい場合は丸い形を選びましょう。
玄関マットや上に置くスリッパは定期的に洗濯して、清潔に保つことも重要です。
上質な絵や花瓶
玄関をセンスよく飾っておくのも、運気を上げるポイントといわれます。香りのよい季節の花を上質な花瓶に活けて置いたり、絵を飾ったりするのもおすすめです。
玄関に飾る絵は、風景や植物をモチーフとしたものを選ぶようにしましょう。風水では家族の似顔絵も含めて人物画を玄関に飾ると、悪い気が描かれた人物に影響するためNGとされます。特に家族の写真は追い返したり追い出されたりするといわれるため、家庭内のトラブルを避けるために飾らないようにしましょう。
ドライフラワーや剥製は陰の気が強く、死を連想させるため玄関には不向きです。
観葉植物
風水では植物は生命力の象徴であり、負の運気を正の運気に反転させるといわれます。また、植物は悪い気を吸ってよい気を吐く浄化作用も期待できるため、玄関に観葉植物を置くのもおすすめです。
葉先が尖った観葉植物やトゲのあるサボテンなどは、邪気を払う効果があるといわれます。そのため、玄関の方角が悪いなど邪気の侵入が気になる場合は、とげとげした観葉植物を置くとよいでしょう。
縁起物やガラス製の置物
玄関に飾る置物は、その年の干支や招き猫などの縁起物が最適です。
また、ガラス製の置物は、キラキラと光りを周りに広げて明るくするため、よい気を招きやすくするといわれます。
かわいらしい陶器の干支やガラスの置物は、玄関のおしゃれなインテリアアイテムとしてもおすすめです。
時計
開運効果と実用性を兼ねたアイテムとして、玄関に時計を置くのもおすすめです。玄関に時計を置くと時が稼働し、よい気が生じやすくなるといわれます。
ただし、時計が狂っているとせっかく入ってきたチャンスやタイミングを逃しやすくなるため、注意が必要です。正確に時を刻む電波時計などを選ぶのもよいでしょう。
風水的に玄関に置くとよくないアイテム
風水の観点から玄関に置くとよくないアイテムは以下の通りです。
人形・ぬいぐるみ
かわいいインテリアが好きな場合、玄関に人形やぬいぐるみを置きたくなるでしょう。しかし、玄関に縁起物以外の人形やぬいぐるみを置くのは避けましょう。
人形やぬいぐるみは、入ってきたよい気を吸ってしまうといわれます。特にぬいぐるみは湿気やほこりを吸い込みやすく、一緒に悪い気も留めてしまうため、玄関の置物として不向きです。
大きくて汚れたもの
玄関は気が通る場所であるため、大きく場所を取るものを置くと、玄関から入ってくるよい気が遮られてしまいます。特にゴルフバッグや自転車などは、大きいうえ外で使って汚れているため、別に置き場所を確保するのがベストです。スペースの都合で玄関に置く場合は、その都度きれいにして、気の通りを遮らないよう、置き場所を工夫しましょう。
子どもの外遊びグッズなども、汚れて場所を取るため、玄関に置きっぱなしにしないのが基本です。玄関に置く場合は必要最小限に絞って専用のケースに入れましょう。
家族写真
家族の写真や似顔絵を玄関に飾ると、家族関係で問題が生じやすくなるといわれます。風水では写っている人のよい気を跳ね返したり、反対に悪い気を写真の中に留めてしまったりすると考えられているからです。
家は家族が幸せに暮らすための場所であるため、玄関に家族写真や似顔絵を飾るのは避けましょう。
財布やお金
外出時の忘れ物防止のために、玄関に財布を鍵などと一緒に置いている人もいるでしょう。
しかし、風水では玄関にお金を置くのは避けるべき行為とされます。お金に玄関から入ってくる悪い気がつきやすかったり、入ってもすぐ出でいってしまったりすると考えられているからです。
金運を上げるためには、財布やお金は玄関以外の場所に置きましょう。
風水を取り入れた玄関インテリアで運気アップを目指そう
風水は古から伝わる暮らしの知恵であり、玄関は風水において2つの重要な意味を持ちます。
・気の入り口・厄落としの場所
玄関から運気が入るか入らないかは家全体の運気を左右するため、よい気が入りやすい玄関に保つことが大切です。
玄関を清潔で快適に保つとともに、インテリアとしてもおしゃれな開運アイテムを取り入れて、運気アップを目指してみましょう。