栽培場所を選ばないLED室内栽培の具体例をご紹介!【LED LIGHT 室内栽培基本BOOK】
CASE 07 LED なら狭いスペースでも植物を均一に育てることができる
①② 日当たりのない部屋で、メタルラックとやどかりさんが DIY した台に苗や株を並べて LED ライトのみで育成。ファンは株に直接当てず、周りの空気を循環させるイメージで回している。
③ パネルタイプのライトの下、光量の多い中心付近には強い株を置き、ストレスカラーがある場合には端1側に移動させるようにしている。
ランニングコストはかかるがそれ以上の恩恵を受けられるLED
④⑤ 種子から育成することが多いやどかりさんはパネルタイプの LEDライトをメインに、株単体に光を当てる場合には吊り下げタイプのスポットライトを使用。
照射範囲が広く、コスト面でも優秀なパネルタイプの LEDライトがやどかりさんのオススメ。「複数の株をひとつのライトでカバーできるのがパネルタイプのメリットですね」。
ただし、パネルタイプは中央と端で明るさに大きな差が出るため、反射材を設置して外に漏れる光を反射させるようにしています。「これだけで、1000ルクスほど明るさを向上させることができます」。
パネルタイプを使う際のさらなる工夫として、光量を調節できるものは、植物とライト本体をできるだけ近くすることで、光量の融通が効くようにしているそうです。「ライトを選ぶときには、スペクトル図を確認するのが重要。青と赤がしっかりとピークにあるものを選びましょう」。
育成植物アガベ オテロイ、アガベ実生(種子から)、パキポディウム、センナ メリディオナリス、オペルクリカリア パキプス、ほか観葉植物全般使用機材◎ LEDライト/ BARREL「TSUKUYOMI」「AM ATERAS」(計18台) BRIM「PANEL A」× 4(播種、子株用)「COS MO 22W」× 1(中株用)「SOL 24W」× 1(中株用)、HaruDesign「GL-A 6K 5800K」×1(中株用)、PLANTS NEXLIGHT「BLACK」× 1(アガベ以外用 )、I.G.S plants「growers pro UVB +270」× 1(メインライト小株用)「growers eco 150」× 1(播種、子株用)、Spider Far mer「SF2000」× 1(メインライト小株用) ◎その他機材/アイリスオーヤマのサーキュレーター (360度首振りタイプ)、他2台の計3台 LVWIT「ダクトレール スポットライト E26 口金 」、 szbritelight「ダクトレール」、AMZHOOZ「【自動首振り& 最大60時間連続使用】扇風機」LEDライト
使用方法◎使用時間/ 9時 ~ 22時 ◎ファン/ 24時間
【出典】『LED LIGHT 室内栽培基本BOOK』著:日本文芸社(編集)