写真コンテスト「ZOOMS JAPAN 2025」グランプリは村上賀子さんの作品 2月27日からパシフィコ横浜「CP+」で展示
パシフィコ横浜で2月27日から3月2日まで行われるカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+」(一般社団法人カメラ映像機器工業会主催)が日本の写真家の国際的な活躍を応援するコンテスト「ZOOMSJAPAN2025」のグランプリに村上賀子(いわうこ)さんの作品「KnownUnknown」を選出した。
村上さんは1986年宮城県仙台市生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了後、コンセプチュアル・フォトのパイオニアとして知られる写真家・山崎博氏に師事。記憶やアイデンティティーを社会的出来事や生活環境と関連付けて捉える写真プロジェクトを展開している。
受賞作「KnownUnknown」は、女性の日常空間を捉えたポートレート作品。被写体の顔を写していないのが特徴で、審査員のサイモン・エドワーズ氏は「感情は顔の表情で表現されることが多いが、本作では体の動きや仕草がその役割を果たしている」と評した。村上さんは「この受賞を励みに、今後も制作に邁進する」とコメントしている。
準グランプリには竹腰隼人さんの「寂として」が選ばれた。受賞作品は「CP+2025」の会場で展示される。