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環境変化 セミから エコライフ推進公社が調査

タウンニュース

ごみの収集やリサイクルを行う(一財)まちだエコライフ推進公社が現在、町田市のセミの生息状況から環境の変化について調査している。調査にあたる推進公社の志村京子さん=人物風土記で紹介=に聞いた。

――なぜ

「セミが地域の環境変化を受けやすいと推測されているため、抜け殻を採取調査している。2016年に町田市から委託を受け、翌年以降は独自事業として取り組み、年に3回、小山田緑地内の定められたエリアで生息状況の変化と地域の環境変化を調べている」

――今年の状況は

「まだ調査中だが、昨年とほぼ同じ数の抜け殻を採集できた。調査を始めてからの変化では、特にニイニイゼミの抜け殻が減少している。2016年度は272個が見つかったが、23年度には149個になった。人の立ち入ることができない場所で羽化している可能性や、よく取れていた木がなら枯れにより切られたこと、またそれにより日が当たるようになり、土が乾いたことなどが、減少の理由として考えられる」

――猛暑だった影響は

「セミは暑い季節に出る生き物なので、気温が上がったことが数の変化に与える影響は少ないかもしれない。関西を中心に生息しているクマゼミは、温暖化の影響で関東でも増えてきたと言われている。この事例のように、今後、種類や割合が変わっていくことは考えられる」

――ハルゼミを探している

「町田に昔は多くいたと考えられるが、今は見られなくなった。クマゼミを見つけた、鳴き声を聞いた方ともども、教えてほしい」

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