【川崎市高津区】川崎北工業会オープンファクトリー 10回記念し、内容(プログラム)拡充 工場見学、仕事体験なども
(一社)川崎北工業会(五十嵐崇会長)が11月8日(土)に「オープンファクトリー」を実施。現在、参加者を広く募っている。主催は同会および川崎市経済労働局、高津区役所で構成される「高津区久地・宇奈根地区住工共生推奨事業部実行委員会」。
この催しは高津区久地および宇奈根にある、さまざまな工場を無料で見学できる、というもの。それぞれの工場で行われている仕事の様子や作られている製品についても学ぶことができ、毎回多くの参加者で賑わう地元屈指の人気イベントとして広く親しまれている。
久地梅林公園も会場に
特に10回目を迎えた今年は、同会が大切にしてきた「住宅と工場が混在する地域において、両者が調和して共存できるまちづくりを目指す『住工共生』の取り組み」を、より多くの人に知ってもらおうとプログラムを拡充。久地・宇奈根地区の「ファクトリーエリア」では普段入ることのできない工場を特別開放し、見学や職人によるものづくり体験を通して、製造の現場を楽しく学ぶことができる。同エリアでの見学は、各工場への事前申込みが必要となっており、基本的に雨天決行だが一部中止となるプログラムもある。申込み受付は始まっていることから、工場によっては現時点で既に定員に達している可能性もあるという。
また、久地梅林公園に設けられる「パークエリア」では子どもから大人まで楽しめるワークショップや体験型アクティビティなどを多数用意し、新たな発見や気付きの機会を提供する(同エリア内のプログラムは当日参加可)。
さらに当日は、パークエリア内に飲食ブースやキッチンカーも並び、地元のグルメや食事も味わえるほか、ものづくりだけではない多種多様な企業が加盟している川崎北工業会の特性を生かした楽しい企画も。「パターゴルフ体験」(久地ゴルフガーデン)や「スピードガンで目指せ164キロ」(城南信用金庫)などのほか地元の警察や消防署による協力の下、パトカーや消防車の乗車コーナーも設けられる。
「街と工場、繋がる1日に」
今回のオープンファクトリーの開催に際し、企画などを担当した川崎北工業会青年部長の齊藤倫平さんは「10回目を迎え『街と工場が繋がる1日』になるよう充実したラインナップを目指した。お子様も大人も『学び・遊び・食』を、笑顔で楽しんでもらえるような時間にしてもらえれば」と話し、広く参加・来場を呼び掛けている。