平和市民公園能楽堂 最大の能楽公演『能楽の祭典』が今年も開催されます
2024年9月8日(日)、大分市牧緑町にある平和市民公園能楽堂で『能楽の祭典』が開催されます。
『能楽の祭典』は平和市民公園能楽で行われる能楽公演の中でも年間最大の行事となっています。
【日時】2024年9月8日(日)
開場:12:00 / 開演:13:00 / 終演:16:30(予定)
【場所】大分市牧緑町 平和市民公園能楽
【チケット】全席指定(税込)
S席: 6600円
A席: 5500円
B席: 4400円
※チケット販売:7月2日(火)午前10:00〜
※全席指定・未就学児童の入場不可 入場制限有
【チケット取り扱い】
・平和市民公園能楽堂
・トキハプレイガイド(097-538-3111)
・ローソンチケット(Lコード83433)
【演目】
はじめに平和市民公園能楽堂で開講された「こども能楽教室」参加者が仕舞を披露。
馬野正基氏による能「善知島」・髙澤祐介氏による狂言語「奈須与市語」をお送り致します。
<「こども能楽教室」発表会>
<能「善知鳥(うとう)」>
旅僧の前に猟師の亡霊が現れ、僧に自分の妻と子の家へ行き簑笠を手向けて弔って欲しいと頼みごとをしました。
僧は猟師の妻子の家を訪ねます。
簑笠を手向け、僧が猟師を弔っていると、猟師の亡霊が現れます。
亡霊は生前、善知鳥をはじめ、鳥獣を捕獲し、殺し続けた罪により、苦しんでいることを明らかにします。
そして、地獄で化鳥に変じた善知鳥から、責め苦を与えられる様子を見せ、僧に助けてくれと訴えて、消え失せていきました。
曲名の善知鳥とは、鳥の名前です。親鳥が「うとう」と鳴き、子鳥が「やすかた」と鳴くように聞こえるといわれます。
主人公の猟師は、これを利用し、鳴きまねで善知鳥を捕獲するという残酷な猟で殺生を行い地獄へ堕ちることになりました。
しかし、猟師はそのような残酷な猟を生業としなければ、家族を養うことができませんでした。
人生の悲哀と地獄の苦しみを描き出す哀しく激しい演目です。
<狂言語「奈須与市語(なすのよいちかたり)」 >
有名な《平家物語》屋島の戦いでの一幕です。
海上へ逃げ延びた平家一行の船から『この扇の的を射抜いてみよ』と挑発された源義経軍。
家来の後藤兵衛実基は、小兵ながらも弓の腕前に長けていた与市を候補として推します。
命を受けた与市は外せば自害もやむ無しの緊張のなか、期待に応えて見事に扇を射貫きます。
演者は語り手を中心に義経・実基そして与市の四役を、座を変え身振り手振りを交えて演じ分け緊迫の場面を演出します。特に情景描写は聴きどころです。
【お問い合せ】
平和市民公園能楽堂 電話 097-551-5511
みなさんもこの機会に、平和市民公園能楽堂へ足を運び、能の世界をお楽しみください。