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「あ」、こういう見方、考え方もあるんだ。世の中の様々な「あ」を探し多様な選択肢をリスナーの皆さんと共有する番組。

10月12日（土）
この日は特別編成で、パートナー兼ゲストとして株式投資家のテスタさんが登場！
2時間ガッツリ、お金、そして投資について伺いました！その中で“初告白”として飛び出した、ある事件とは・・・！？

デイトレーダー時代・・・突然、税務調査がやってきた！？

テスタ：これ、ちょっと言ってない話かもしれないんすけど・・・税務調査が入ったことがあったんですね。

井上：え・・・？

テスタ：兵庫県にいるときなんですけど。それ何で入ったかっていうと、まだそのとき株取引でそんなに田舎でめちゃくちゃってる人がいなくて、「売買代金」って言って1年で取引した金額が、もう1日何百回も取引するから、1年取引したらがとんでもないことなっちゃうわけですよ。
「こいつは何百億も取引してて、年間の確定申告が1000万とか2000万とかのプラスはおかしい」と。
「こいつ、何十億何百億取引してて、そんな2000万2000万おかしいから絶対ちょろまかしてるな！」って。

井上：しかも、ちょろまかしも下手くそですね！どうしようもない

テスタ：税務署もそういう職業とかもまだ把握してない時期だったから。田舎で多分僕がもうめちゃくちゃ取引してたから、ピンポーンてきたんですね。ピンポーンてきて、何ですかって言ったら「税務署の者なんですけどちょっと入れてもらっていいですか」って言って。ドキッとしたけど、何にも悪いことしてないですよって言って解錠をピって押したら、スーツの人がカメラでゾロゾロっ！ていうのが見えるわけですよ

井上：家宅捜索みたいな

テスタ：そう！怖っ！てなって。いっぱい来たと思って、1人しか写ってなかったのに。もう4～5人来て、僕の狭いパソコンの部屋に

井上：1人しか写ってないけど後ろにいるから隠れてるんだ！うわ～怖いっすね～

テスタ：「そのパソコンをちょっと見せてもらえますか。この取引履歴出してもらえますか」って言って、プリントアウトしたいんですと、機器を繋ぎ出したんですね。

井上：うわ！

テスタ：全部プリントアウトしていいですかってなったんですけど、確かそのとき7万件ぐらいあったんですよ、取引の今までの累計が。何年間の累計が。

井上：（笑）

テスタ：だからプリントアウトしようにも、もうできなくて。もう一生終わらない！みたいな

井上：（笑）

テスタ：「何千枚もあるぞ・・・」みたいになってザワザワし出したわけですよ。できないぞって。そこで説明を求められて、「これはこういう取引の形態で、こうだから…」ってなって、結局、証券会社さんからデータ送ってもらえますね、みたいな話になって、引き上げていって。その証券会社さんからも説明聞いたのかな？何とかなって、結局、何のお咎めもなかったんですけど。

井上：税務署としても初めてのケースだから、テスタさんで勉強したっていうことですよね？「そんな職業いるんだ」って

テスタ：「何百億も取引して全然勝ってないやついるんだ」みたいな

井上：（笑）

テスタ：「何百億やってて、こいつ1000万」みたいな。

井上：そんなやってんのに！

テスタ：そうなんですよ。だから、勝った金額と負けた金額がその何百億単位で言うと、もう誤差にしか見えないわけですよ。500億買って500億1000万売ったみたいになってるから「そんな馬鹿な！」と。

井上：これ面白いっすね。そういうことだ

テスタ：あんな近々になるわけないだろ、みたいな感じで来られたんですけど、でも、そういうそういう取引だったんで。

井上：今のでもわかりますけど、いかに薄氷を踏むような・・・

テスタ：そうなんですよ！

井上：たまたま勝ってるだけですよね！？どんだけ負けてんだってことで

テスタ：そういうふうに見えますね。びっくりして帰っていったっていうのは事件ですね。

(TBSラジオ『井上貴博 土曜日の「あ」』より抜粋)