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4億分の1の確率! 2つの顔を持つ子牛が無事誕生も「左側の口が優勢」(米)

Techinsight

米ルイジアナ州のブロー農場で先月末、2つの顔を持つ子牛が無事に誕生し、「4億分の1の確率」と注目を集めている。左側が今回で3度目の出産だった母牛(『Breaux Farms LLC Facebook「Deux Face update 3/3, she is still doing well.」』より)

米ルイジアナ州の農場で先月末、2つの顔を持つ子牛が誕生した。子牛は4つの目、2つの鼻、2つの口、2つの耳があり、農場主は2つの顔を持ちながら無事に誕生したのは「4億分の1の確率」と驚愕しているという。ルイジアナ州のニュースメディア『KADN News 15』などが伝えた。

ルイジアナ州南部、バーミリオン郡コッシネードにある「ブロー農場(Breaux Farms)」で先月末、極めて稀な2つの顔を持つ子牛が誕生した。

農場主によると、母牛は過去2度の出産で異常がなく、今回は先月27日に分娩の兆候が見られたものの、その晩は観察することなく眠りについたという。そして翌朝、母牛の様子を確認しにいったところ、雌の子牛が誕生していたそうで、Facebookにこのように綴っていた。

「母牛は無事に出産を終え、4億分の1の確率で2つの顔を持つ子牛が生まれた。子牛の寿命は短く、おそらく数日しか生きられないことは分かっている。でも逆境を乗り越え、少なくとも14時間は生きている。」

「私たちはこの子牛をフランス語で『2つの顔』という意味を持つ、“ドゥー・フェイス(Deux Face)”と名付けた。」

なおこの投稿は大きな反響を呼び、農場主はその後も時間が許す限り近況報告を続けた。そして「ドゥー・フェイスは売り物ではない」と述べつつ、次のように明かした。

●子牛は耳から後ろは正常である。また2つの口は喉の奥で繋がっており、同じ動きをする。
●母牛から直接ミルクを飲むことはできず、哺乳瓶で両方の口からミルクをあげている。ただ右側の口にはわずかながら奇形があり、乳首に食らいつくのが難しい。そのため左側が優勢で、ミルクを飲むのは左側の口が主である。
●排便、排尿はある。
●痛みがあったり、苦しんでいる様子はない。
●自分では立てず、頭を上げることができないため、牛用のスリングを使い始めた。
●頭が重すぎて支えることができないため、筋肉がつくのを待つ必要がある。

こうしてFacebookが最後にアップデートされたのは日本時間3月4日のことで、農場主は「ドゥー・フェイスを外に出し、太陽の下で他の牛たちと少しだけ過ごさせた」と記し、当初の予想に反して子牛がゆっくりとだがたくましく成長していることを喜んでいた。また「ドゥー・フェイスは神様の創造物。最悪の事態に備えているが、今後もできる限りの世話をしていくよ」と愛情をたっぷり注いでいることを明かしており、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。

「まさに奇跡!」
「なんて美しいのだろう。2つの顔であっても、そんなことは重要ではないわ。」
「困難に負けずに強く生きて欲しいね。」
「同じように生まれても、長生きする人はいる。この子もそうだといいわね。」
「アップデートを楽しみにしているよ。」
「精一杯のお世話をしてくれてありがとう。」

ちなみに2022年には、世界で約38例という非常に珍しい顔面重複奇形(二顔体)で誕生した男性が18歳を迎えていた。両親は医師に「長くは生きられない」と告げられるも、できる限りの愛情を注ぎ支えてきたという。

画像は『Breaux Farms LLC Facebook「Deux Face update 3/3 she is still doing well.」「We wanted to share this unique story with our family and friends.」「Update on Deux Face 3/1 she is still doing about the same.」』『Thaiger 「ข่าวฮือฮาชาวบ้าน พบแมวสองหน้า เจ้าของเผย ต้องป้อนนมทีละปาก แทบไม่ได้นอน」』『The Mirror 「Calf born with four eyes and two mouths with crowds gathering to worship ‘divine’ cow」(Image: Jam Press Vid/Rare Shot News)』『Real Press 「Mutant Cow With 2 Heads Uses One Brain To Control Both Mouths」(@veterinaryclinicfilipov/Newsflash)』『WSFA 「Kitten born with two faces in Arkansas」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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