「みんな苦しんでいるんです!」元トラックドライバーの落語家が置き配盗難に警鐘
元トラックドライバーで落語家の春風亭一蔵がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂フライデー ~どうした!?一蔵!』(文化放送・金曜日9〜13時) 7月12日の放送は、番組パートナーの水谷加奈アナウンサーとともに、佐川急便のニュースなどを取り上げた。
水谷「さあ、今日取り上げるニュースは何でしょうか?」
一蔵「今週気になったのは、佐川急便さんが『置き配を本格導入』というニュースです。僕も『文化放送 トラックドライバー応援キャンペーン』のアンバサダーとして、人手が足りなくなる2024年問題とか、置き配については何度も言ってきました。置き配にリスクがあるのは分かりますよ。盗難が相次いでいて、手渡しの物とそうでない物を区別する必要があるとニュースでも言われていますが、僕が言いたいのは、一回、感覚を変えましょうってことなんです。みんなが苦しんでいるんだからもう、盗むとかやめましょう。これで儲かるとかっていう考え方捨てましょう。置き配に手をつけちゃいけないんですよ。「置き配は怖い」という声もあると思うんですけど、盗む人がいなければ、そもそも盗難の心配はなくなるわけじゃないですか」
水谷「そうですね」
一蔵「ドライバーさんも困ってるんですよ。この番組でも再三申し上げましたけど、不在の家が一軒あるだけでルートが変わるんです。また戻らなきゃならない、ルートを変えなきゃいけないっていう、本当に余計な時間が増えるんです。これからは宅配も大変になるんですから、そこに手出そうとか、悪いことしようとか考えないようにして欲しいと、心の底からお願いしたいです。そうすれば「置き配は怖い」とか嫌な思いを感じることも少なくなると思います。僕が言ってるのは理想論だと思いますが、そういう心を持って欲しいなと思います」
――さらにこんなニュースもピックアップーー
一蔵「それから『孤独のグルメ映画化』。松重豊さんが監督、脚本、主演を務めるということなんですが、僕はこの放送終わると午後1時ですから、ランチタイムに浜松町を歩く時に「1人、松重豊」をやるわけです。「(松重さんの言い方を真似して)今日は、腹が減った」みたいに頭の中で考える。まあ腹は毎日減るんですけどね」
水谷(笑)
一蔵「小説読んでる時にもありますよね、頭の中でその小説っぽく喋ることが。そんな感じで『孤独のグルメ』みたいに思うわけですよ。とんかつ定食が運ばれてきたときも、「揚げ加減…いい」みたいな」
水谷(笑)
一蔵「それで食べたら「うんうん、この味。ここでソース。…からの塩」とかね。映画化されたらもう絶対見に行きたいと思っています。僕はこのドラマから火が付いて『居酒屋新幹線』とかも好きになりました。身の回りにあるあたりまえの事がドラマになっていくのは面白いですよね」
放送ではさらに、タウンページ廃止や、九条ネギの盗難、そして恒例の「今週の野菜」ニュースもお伝えした。トークの続きはradikoのタイムフリー機能でご確認ください。