注目ダービーで藤枝明誠が藤枝東に4−0快勝。紅林佑太&磯川友がそろって2ゴール<サッカー静岡県高校新人戦・準々決勝>
サッカー静岡県高校新人大会・準々決勝
<藤枝明誠 4−0 藤枝東 1月19日・藤枝総合陸上競技場>
多くの観衆が集まった注目の藤枝ダービーは思わぬ大差がついた。藤枝明誠が4ゴールを奪って、宿敵藤枝東に快勝した。
前半6分、トップ下の紅林佑太(ジュビロ磐田U-15)の2試合連続ゴールで先制。相手DFを背負った状態でルーズボールの落下点に入ると、自身の背後に球を浮かせて裏を取り、振り向きざまに技ありボレーを蹴り込んだ。
これで主導権を握ると、追加点は前半24分。味方のシュートのこぼれ球を再び紅林が押し込んで2点のリードを奪った。
164センチの小柄なドリブラーは「藤枝東はライバル。絶対に勝ってやろうと思っていた」と納得の表情。
後半は中盤左サイドの磯川友(バディJY横浜)が50メートル6秒2のスピードを生かして躍動した。11分、最終ラインの裏に抜け出してパスを呼び込み、角度のない位置から冷静に右隅に流し込んで加点。27分にはクロスを頭でたたき込んで勝負を決定づけた。
全国を目指して横浜からやって来た磯川は「3回戦は何もできなかったので、今日は自分が決めてチームを勝たせたいと思っていた」と胸を張った。
試合後のミーティング。松本安司監督は選手たちに「基本的なことはできるようになってきた。今日は戦うこともできていた。ただ、内容は悪い。もっと上に行きたいなら今のままでは駄目だ。これでは全国には行けない」と檄を飛ばした。
準決勝の相手は優勝候補の静岡学園。紅林は「相手は技術が高いのでボールを回されるのは分かっている。相手の最終ラインにどんどんプレスを掛けていきたい」と大一番をイメージした。