“葉物野菜がなくなったら営業終了”のレストラン【FARM226】野菜ソムリエのたっぷりサラダが魅力な日替わりランチ
現代人の食事に不足しがちだと言われる野菜。特にひとり暮らしの自炊や外食が中心だと、ついつい肉や魚が多くなりがちで、野菜そのものが少量だったり、食べる野菜が偏ってしまったりすることもありますよね。
そんな野菜をおいしく、たっぷり食べてもらおうと、野菜ソムリエがメニューを手掛ける店があります。
店名は「FARM226」。富山市総曲輪、まちなかの路地。西別院の目の前に店を構えます。
イタリアンバール「BEONE」とのシェアキッチン
富山のまちなかで野菜たっぷりのランチを
実は、この「FARM226」、富山市まちなかで長年イタリアンバールとして営業している「Italianbar BEONE」とのシェアキッチン。
夜にはおいしいイタリアンとワインやお酒を楽しむ人でにぎわう店で、シェフで野菜ソムリエでもある深見さんが個人ブランドとして立ち上げました。
夜はバーになる店内はカウンター席やワインセラーがある落ち着いた内装ですが、大きな窓から自然光が差し込むとまた違った雰囲気に。
オフィスや集合住宅も多く、ランチタイムには20席ほどの店内が周辺で働く人や住民で満席になることもしばしばです。
葉物野菜がなくなったら営業終了!?
たっぷりサラダの日替わりランチ
「FARM226」では季節の食材を使ったパスタとキッシュ、そして水曜日限定でサンドイッチのランチを提供しています。パスタとキッシュはそれぞれ2種類ずつから好きなものを選べます。
メニューは日替わりで、深見さんが毎朝食材を調達しながらその日のメニューを決めるんだそう。8月上旬には、旬の桃を使ったパスタの提供もあったんだとか。
取材で訪れた日のパスタは、サバとフィレンツェナスのトマトソース。
サバを中心に、それに合う食材を組み合わせたそうで、ゴロゴロ入ったナスがサバやトマトのうまみをたっぷりと吸ってとろけるようでした。
そして、「FARM226」の最大の特徴とも言えるのが、このたっぷりのサラダ。
皿からはみ出んばかりにもりもりで、メインのパスタと同じくらいのボリュームがあります。
「葉物野菜がなくなって店じまいしたこともありますよ」(深見さん)
「スープがなくなり次第終了」のラーメン店は聞いたことがありますが、「葉物野菜がなくなり次第終了」のイタリアンレストランは聞いたことがありません。
でも、このボリュームは「外食だと栄養バランスが偏りそう…」というイメージを払拭したいと、深見さんがもっともこだわる点で、絶対に譲れないんだとか。
ベビーリーフやサニーレタスのほかに、わさび菜やケール、トレビスなど、一般的な食卓にはあまり並ばないような野菜も提供されます。生野菜のサラダと一緒ににんじんのラペやポテトサラダなどの付け合わせが盛られてくるのもうれしいポイントです。
不足しがちな野菜がごちそうに。
たっぷりと野菜をとりたいときにぴったりなまちなかランチの店です。
【FARM226】
住所 富山県富山市総曲輪2-16-17 2F
営業時間 11:30~14:00
定休日 土・日曜