観光を堪能しつつ、お父さんのスキマ時間も!? 宮古島家族旅行ついでの「釣り」の楽しみ方
家族での楽しい旅行や観光のスキマ時間をうまく活用して、お父さんアングラーが釣りを楽しむには?
先日、家族と出掛けた宮古島での旅行の模様やオススメスポットをレポートしつつ、そんなスキマ時間の活用方法をお届けします。
家族旅行で訪れた春の宮古島、
宮古島はこんなトコロ
宮古島は北緯24°東経125°を結ぶ位置にあり、沖縄本島の南西およそ300kmにある島で、島全体の標高は低く、一番高いところでも標高114mしかない島です。坂が少ないので、小さな子どもがいる家族でもベビーカーを容易に引くことができオススメです。
地質のほとんどが珊瑚礁をもとにした琉球石灰岩からなり、白い砂浜と青い海がとても美しく、海はミヤコブルーともいわれるぐらい透明でキレイです。気候は1年を通じで高温多湿で亜熱帯海洋性気候に属し、平均気温は23℃と、とても過ごしやすいそうです。
沖縄を感じられる現地食を堪能
宮古島は観光地とあって食が充実しています。まずは腹ごしらえを兼ねて(?)、リーズナブルで美味しいうえにボリューム満点なファストフード店や、オーシャンビューがお洒落なレストラン、宮古島ならではの島食材を堪能できる居酒屋さんをご紹介しましょう。
お昼御飯のオススメ処1
日本初のファストフード店
まず1つ目は、やはり本土になく日本だと沖縄にしかないファストフード店「A&W」です。A&Wは日本初のファストフードレストランという、歴史あるハンバーガーショップだそうです。
私のオススメは(ハンバーガーではないのですが…)「ルートビア」という独特な風味の飲み物。いろいろな薬草が入っており癖になる人も多いみたいです。ぜひとも飲んでみてほしい名物ドリンクです。
A&W 宮古下里通り店
住所:〒906-0013 宮古島市平良下里571-11
TEL:0980-73-4604
HP:https://www.awok.co.jp/
お昼御飯のオススメ処2
2つ目は橋でつながっている宮古島のお隣の島、離島ならではの手つかずの海や自然を望む絶好のロケーションにあるお店。伊良部島にある「ソラニワホテルアンドカフェ」です。限定の「ワタリガニのカレーライス」や「宮古牛のハンバーグ」などどれも美味しく、宮古ならではのお料理を食べられます。お店もお洒落で、海が見えるテラスでの食事は最高に気持ちがよかったですよ。
ソラニワホテルアンドカフェ
住所:〒906-0503 沖縄県宮古島市伊良部伊良部721-1
TEL:0980-74-5520
HP:http://soraniwa.org/cafe.html
晩御飯のオススメ処
晩御飯のオススメは、宮古島で沖縄料理を存分に堪能できる「昔ながらのうちなぁ家 うまりずま」です。こちらの醍醐味は、沖縄料理と沖縄民謡が楽しめるところ。料理ももちろん美味しいですが、ライブチャージを払うと各席一つずつを周り、目の前で三線を演奏してくれます。好きな曲のリクエストも可能で、沖縄民謡を生で聴きたい方にはとくにオススメしたい御飯処ですね。
昔ながらのうちなぁ家 うまりずま
住所:〒906-0013 沖縄県宮古島市平良字下里556
TEL:0980-79-0335
HP:https://umarizuma.com/
もちろん観光は外せません!白い砂浜と青い海を満喫
宮古島といったら白い砂と青い海。東洋一美しいといわれる砂浜と、天候に左右されず宮古島の美しい生き物と出会える施設も外せません。
東洋一美しい?SNS映えは間違いない!
与那覇前浜ビーチ
与那覇前浜ビーチは宮古島を代表するスポットの一つで、いろいろなロケなどにもよく使われる7kmに渡る大きな砂浜。その開放的なロケーションにとても癒されました。透明度の高いエメラルドグリーンの海は大変キレイで、晴れている日にぜひ見てもらいたい景色です。
ビーチにはトイレやシャワーなども完備されているので、家族連れにもとてもオススメです。
雨の日にもオススメ!なかなか出会えない魚もたくさん!
宮古島海中公園
宮古島海中公園のメインは24個の大きなアクリルパネルから海の中を見ることができることです。天然の海の中ですのでその日の透明度にもよりますが、ウミガメが泳いでいたりいろいろなカラフルな魚、イカなどが多数泳いでいました。
個人的には宮古島に着いた日に行くのがオススメかと思います。事前に海の生物を観察しておくことで、(釣りを含めた)あとのマリンレジャーでとても役立つと思います。ぜひ宮古島の海底を覗いておきましょう。
宮古島海中公園
住所:〒906-0002 沖縄県宮古島市平良字狩俣2511-1
TEL:0980-74-6335
HP:https://miyakojima-kaichukoen.com/
スキマ時間で釣りに…
さて、私は釣りが好きなので、離島を訪れた際は絶対に釣りをしたいと考えています。しかし今回もそうですが、メインは家族旅行ですので家族に迷惑をかけない程度に楽しむのが鉄則。観光スポットを回る際は事前に調べるようにしています。周辺の漁港で釣りができる場所をサーチしたり、場合によっては現地の釣具屋さんにも立ち寄り、情報を教えてもらうといった具合です。今回もそのようにして情報を得ました。
また、やはり初めての場所だと夜などはとても危険です。釣り禁止の場所などもあるので、明るい時間帯の下見をオススメします。
ちなみに、私の場合はエギングメインでしたので、堤防の墨跡を重点的に探しました。宮古島は風が強い日が多いので、その日の風に合わせて北側と南側の2つぐらいの釣り場を事前に調べておくとよさそうです。
サーチ中にイカ墨発見
遊魚&釣具屋スロータイム
スロータイムさんで見せてもらった伝説の手作りエギ「池間エギ」
さて、話は若干前後しますが、飛行機を利用した旅行でのタックルのお話を…。
長物であるロッドに求められるのは、機内に持っていける邪魔にならないサイズなのは言うまでもありません。私は今まで2ピースロッドやテレスコタイプの振り出し竿を持参していました。しかし、2ピースロッドは別にロッドケースが必要でとても邪魔になります。現地についてからもロッドケースが邪魔で、家族に「どうにかしてほしい!」と邪魔物扱いされていました。また、テレスコタイプのパックロッドは小さくなり場所を取らないのでよいのですが、ガイドの心配や全体のパフォーマンスに欠けるので悩んでいました…。
私のスーツケースにはちょうどよいサイズのロッド
そんな折、今回の旅行を機に新しいロッドを発見しました。5ピースの「エメラルダス MX 84M-5・N(ダイワ)」です。こちらはスーツケースにも入り、キャストした際も2ピースロッドとさほど変わらないパフォーマンスを発揮してくれました。飛行機に持ち込むにはオススメのロッドかと思います。また、かんたんなショアジギングにも対応可能なので、1本あるといろいろと使えそうです。事前にスーツケースに入るか確認しておきましょう。
またエギは、ハヤブサのスクイッドジャンキーの2.5号から3.5号と一通り持参。リールは1個で予備のスプールを入れて、基本荷物は少なめに。メインは家族旅行ですので。
今回の宮古島旅行では、着いた日から2日間は爆風で釣りにならず、3日目にしてようやく釣りができました。とはいえ、釣りができそうなのは家族が疲れて寝静まってからと、朝早起きしてからの2択のみ。時間が惜しかったので両方行きましたが、エギングでの釣果は残念ながら出ませんでした…。それでも、宮古島の朝日と青い海は最高に気持ちがよかったですよ。
釣り以外も楽しめる夜の生物観察
ついでの話ですが、子どもがぜひ見たいということで、夜にヤシガニを探しにも行きました。夜の生き物観察です。
まずはアダンの木が生えていそうな場所を昼間サーチしておくのが大切。初めて行くとその木自体が分からないので、現地の人にどこに行けば観察できるか聞いておきましょう。海の近くにアダンの木が沢山あり、観察していたら木に登っているヤシガニを発見することができました。私は初め大したことないと思ったのですが、期待を大きく上回るヤシガニでした。キロアップのヤシガニが大きな木を登る姿は圧巻でしたよ。
自然のヤシガニは大きくて最大4kgにもなるそうで、木に登っているヤシガニは迫力満点。ハサミで挟む力はライオンの噛む力と同じだそうなので、くれぐれも指を出さないように気を付ける必要があります。人の指程度であればかんたんに切断できます!!
また、ヤシガニは夜行性で昼間はほとんど見付けられないそうですが、夜は比較的探しやすいとのこと。好物はアダンの木の実だそうで、そのパイナップルみたいな木を探すと登っている姿を見ることができるようです。
広大なマングローブ
ミヤコヒキガエル
宮古島といえば青い海と白い砂浜と思うかもしれませんが、ぜひ森にも足を踏み入れてほしいですね。天然記念物も多く、どんな動物に出会えるか期待が膨らむはずですよ。
ただし、森は危険もいっぱいですので、現地の方やガイドの案内に従って、くれぐれも無理なく観察するようにし、生物の保護にも配慮をお願いします。
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レポーター
プロフィール:岸本 真彦
主にルアーフィッシングをメインに、仲間とワイワイフィッシングを楽しむのが大好き。釣り人との交流や情報交換を大切にがモットー。
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