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退院後の不安[ハハになった日 #10]

たまひよONLINE

0歳の息子のお母さんをしています、わぐりです。「ハハのつぶやき」という子育てイラストをTwitterとInstagramで描いています。
2年の不妊治療を経て子どもを授かり(連載「モヤサバ妊活」)、たくさんの発見があった妊娠期(連載「妊婦のハッケン」)を過ごした私も、いよいよ出産!産む前は、出産そのものに気をとられがちですが、その直後の新生児育児こそ、壮絶な日々。この連載「ハハになった日」では、自分の出産・産後体験をベースに、出産前の自分に伝えたいことを紹介していきます。

退院後の不安[ハハになった日 #10]


体重が減ってしまったものの、ミルクを足すことで(第8話参照)なんとか持ち直し、無事に退院できることになった、私と息子。退院前に、「産後の生活で、何か不安なことはありますか?」と、助産師さんからヒアリングがありました。

私が一番不安だったのは、授乳のことでも、息子の体重増加のことでもなく、夜眠れない生活が続くことでした。「えっと、夜寝られないのが不安で・・・」と話そうと思ったら、不安が一気に溢れてきて、涙がドバーッと出てきました。

助産師さんは、「えーっ」と驚いて、「お母さんだもん!それぐらい大丈夫!慣れるわよ」と言いました。私は「そうですかね・・・」と言いつつ、内心、「不安なものは不安なんだよー!もっと寄り添ってくれてもいいじゃん!」なんて思っていました。まあ、今思うと、なんともアドバイスしようもない、不安だったのかもしれません。

ボロボロの体、寝不足の頭で、息子を死なせないという大きな責任を、とても担い切れる気がせず、夜もベッドで泣いていました。不妊治療、そして大変な妊娠生活を乗り越えて、ようやく始まろうとしている息子との生活なのに、不安で不安で、たまりませんでした。
産後うつ気味だったのだと思いますが、それにしても、新生児育児は本当に大変だから、真っ当な不安だったよなと思います。唯一言えるとしたら、いつか楽になる時が必ずくるということだけ。辛いけどやるしかない!の繰り返しで、親になっていくんですよね・・・。

出産前の私に伝えたいです。「不安でいい。泣いていい。楽になる時が必ずくる!」と・・・。

こんな不安モードで始まった私の育児。今も不安はありますが、そんなこと感じる暇もないぐらいの忙しさ、楽しさ、愛しさで、めまぐるしい毎日です。

[わぐり]
2018年4月に息子を出産した34歳。
「ハハのつぶやき」Twitter(@ninputweet)とInstagram(ninputweet)で、妊娠中から現在の育児中までのイラストを、ほぼ毎日更新しています。

※この記事は、過去にたまひよONLINEで公開されたものです。

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