警察官の日常を歌に!「ラッパー・ポリス」の伊藤警部補、安全安心を実感できるくらしの実現に向けて【千葉県】
今年創設150年を迎えた千葉県警察。日々凶悪化、悪質化する犯罪に敢然と立ち向かい、県民の生活を守る頼もしい存在。その地道な活動を支える警察官の日常を、ラップに託して歌い上げた警察官がいます。
その人の名前は伊藤博之警部補
千葉県警察が2024年の重点目標として掲げたのは「AJKJ」、すなわち
「A」=安全安心を
「J」=実感できる
「K」=くらしの
「J」=実現です。
県警警察官・職員1万2000有余人が、日々この目標の達成を目指して職務を遂行しています。
この思いをより多くの人に率直に伝えたいと、なんとオリジナルのラップに託して発表したのが、千葉県警察総務部広報県民課所属(当時)の伊藤博之警部補(43)です。
自らの思いを自らの表現で伝えたい
伊藤警部補は勤続22年目。
浦安市出身で、大学生の時に自分の肉体と気持ちを生かせる職業に就きたいと警察官になりました。
交番勤務を皮切りにさまざまな部署を経験。
今年9月に流山警察署刑事課に異動になりましたが、それまで勤務していたのが広報県民課です。
同課では、県警の活動を県民に知ってもらうため報道各社とのパイプ役を務め、SNSを通して発信する作品に自らも出演。
ダンスや体操など勧められるまま出演していましたが、やがて自らの思いを自らの表現で伝えたいと考えました。
「ダンスや楽器演奏では専門部隊にかなわないが、好きなラップでなら表現できるのではないか」と、詞を作り、仲間の協力を得て8月初旬に稲毛海岸で撮影し、日常の警察活動の映像を加えて編集。
9月に動画サイトYouTubeの千葉県警察公式チャンネルにアップしたところ、公開1か月で再生回数1.3万回以上と静かな話題になっています。
伊藤警部補は、広報県民課での仕事を通して「警察官の活動を知ってもらうと同時に、危険な現場で地道に活動をする仲間を応援したい」と痛感し、また将来の道を選ぶ若者に「警察官という仕事を理解して仲間になってほしい」という思いも込めたそうです。
今は犯罪捜査の第一線に立ち忙しい日々を送る警部補ですが、「妻にはいつも感謝しています。感謝しかありません」と、はにかんでいました。
(取材・執筆/にゃっつ)
千葉県警察公式チャンネル/https://www.youtube.com/channel/UCaSgNRf28f4BmNyM-oJryqw
千葉県警察ホームページ/https://www.police.pref.chiba.jp/