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たこ焼きマニアが大阪の粉物老舗「ぼてぢゅう」監修の冷凍たこ焼きを食べた正直な感想

ロケットニュース24

早いもので2025年も年末が見えてきたが、今年はどんな1年だったか振り返る時期が来たらこう思うのは確定している。人生で一番たこ焼きを食べた年だったと。

冷凍たこ焼きって意外とどこでも置いてるなぁ……そう思ったことで食べ始めたら止まらなくなり、この春から我が家の冷凍庫の中は常に冷凍たこ焼きだらけ。とにかく食いまくってきたのだ。

【画像】原材料などはこんな感じ

そんなたこ焼きマニアとも言えるロードを爆進しているなか、今回手に取ったのが冷凍食品コーナーでたまに見かける「ぼてぢゅう監修たこ焼き」である。

ぼてぢゅうは創業から75年以上。大阪のお好み焼き専門店で粉物を多く取り扱う老舗だから今さら説明するまでもないだろう。んで、その粉物スペシャリストが監修しているたこ焼きとなれば期待せずにはいられない。

ちなみに製造は新潟の昭和冷凍食品株式会社。値段は20個入り400gで537円──つまりは1個あたり20gの26.85円だから、一般的な冷凍たこ焼きよりやや高い設定といったところか。このあたりは有名店が監修しているのも関係するだろう。

まぁ何はともあれ、レンチンして食べてみよう。袋を開封したときからダシと粉物の匂いがフワッと漂い、レンチンしたらさらにその存在感が加速する。

大きさは先に書いたように20gだから冷凍たこ焼きのど真ん中でノーマルタイプなのだが……なんだろう、不思議と大きく見えるのは気のせいだろうか。

場所によってはデコボコしているように見えるから、中の空洞が影響しているのかな? そんなことを想像しつつ、爪楊枝で食べようとしたら皮が印象的で思わず声が出た。そう……

個体差こそあるものの、皮を貫く瞬間に結構な確率で「ザクッ」となるのだ。そしてそれは歯に当たったときも同様の感触でなかなかおもしろい。

中はほどよくトロリ……それでいながら形が崩れないようにまとまっているから、しっかり作られている印象を受けた。また、タコも普通以上でよき。

自宅なので遠慮なく解体させてもらったが、タコの大きさはノーマル〜やや大きいかなってレベルでプリプリ。あと揚げ玉が使われているからだろうか、一発一発がしっかりした味でこのあたりの細かいテクニックは老舗監修という感じがした。

外カリ中トロ、タコはプリ。もちろん粉物なので、ソースやマヨの鎧をまとうことで美味しさは倍増。このたこ焼きとの相性を考えても、アレコレつけた方が完全体となるタイプで幅広く好まれそうだった。

爆発的なウマさに支配されることまでなかったものの、たこ焼きとしては全体的にハイレベル。もっと安い商品はあるだけに、ちょっといいものを食べたいときの存在といったところか。

大阪のたこ焼きというと全体的にトロッとしているイメージがあるのに対し、とにかく皮の感触が新鮮だった「ぼてぢゅう」監修のたこ焼き。これは店舗のものが気になるなぁ。

そう思ったことで向かったらたこ焼きの名前が見当たらなかった。どうやら店舗によってはたこ焼きを取り扱っていないところがあるもよう。

いずれにしても、「ぼてぢゅう」は早かれ遅かれお店で一戦交えるべき存在だ。監修じゃない本家だと、どんな感じで出てくるのか次回の楽しみとしてとっておきたい。

執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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